初めてのHackintosh(ウニビースト)を最安自作PCで実現する(1)パーツ選び・購入編

2020-02-06

  • 今のMACだとメモリが足りない
  • メモリが多いMACだと高くて買えない
  • メモリをたっぷり載せたMACを自作PCで動かしたい
  • 中古パーツを集めた自作PCでMACを使ってみたい
  • 低予算の自作PCでMACが動いたらいいな

などなど…MACファンもそうでない人も、一度は挑戦したいHackintosh。

今回は、メモリ64GBのHackintoshをとにかく安く作るのが目的です。
使い回しのパーツや中古のパーツで自作PCを作り、そこにHackintoshを入れて動かしてみます。

Hackintosh用のパソコン自作に使う道具類

HackintoshPCを自作するのに役立つのは以下の道具です。

※ 使い回しのパーツを掃除するのに使う

Hackintosh用パソコンのパーツ一覧

HackintoshPCを自作するのに必要なパーツは、以下の通りです。

※ パーツ選びの参考ページ⇒Building a CustoMac:Buye’rs G
uide 2017 February

上記URL内の『CustoMac Pro』ページを参考に、夫が今回の構成を選びました。

商品名の右端にある()内の数字は、Amazonの販売価格です。
(2017年2月)

PCケースは自宅に余ってる物を使うつもりなので、最初から計算外です。

上に挙げた電源、SSD、ビデオカード、CPU、マザーボード、メモリ、CPUクーラー、無線LANモジュール、Bluetoothアダプターの9点を新たに入手して、Hackintoshのパソコンを作りたいと思います。

Hackintosh用パソコンのパーツ購入予算

先ほどのパーツをAmazonの価格を参考にして、Hackintoshに必要なパーツの金額を計算してみます。

電源 13,157
SSD 19,980
GPU 19,880
CPU 40,470
M/B 12,581
MEM 56,455
COL 2,499
LAN 5,800
BT 1,254
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
合計 172,076-

Hackintoshを作るのに必要なパーツの合計金額は、17万円ちょっと。
ケースを新たに購入したとして1万くらい追加しても、20万円かかりません!

64GBも載ったHackintoshが20万円かからずに自作できたらスゴイですね。
夫が昨年購入したMAC BOOK PRO(16GB)で22万近くだったことを考えると、激しくコスパが良いです。

でも、できればもっと安く作りたい!!
メモリやCPUは特に値段が張るので、少しでも安くするためには中古パーツの購入が望ましいです。

ヤフオクもチェックしましたが…
もし商品に問題があった時にやり取りが面倒ですし、送料がかかります。

と言う訳で、秋葉原の中古パーツ店を巡ってきました。
秋葉原が近い人、オークションで送料を払うより秋葉原との往復交通費が安そうな人は中古パーツショップでの購入がおススメです。

見てきたのはじゃんぱら、ソフマップ、ツクモです。
どのお店も保証が付いてるので、もし初期不良があれば取り替えてもらえます。
保証期間はツクモが30日間、じゃんぱらのメモリが1週間だったので、パーツがすべて揃った当日にメモリテストをしました。

思っていたよりもいろいろ安く買うことができたと思います。

Hackintosh用パソコンの自作パーツを実際に購入した金額

中古パーツショップ巡りをしながら、いかにして最安のHackintoshを自作するか考えました。
そして、中古パーツだけでなく、いま家にあって使えるものはそれで代用することにしました。

Hackintosh用に揃えたパーツは、以下のような構成です。

【電源】
電源は650W、最低でもゴールドを目安にして探しました。
ツクモの中古パーツでCoolerMaster 80PLUS GOLD認証 750Wがあったので、8,315円で購入。

【SSD】
SSDも中古は売っていたのですが…
PS4のHDDと入れ替えするつもりだったCFDのSSD(480GB)を使うことになりました。
いま家にあるSSDでトライしてみて上手く行ったら、新しいSSDを買ってもいいかな、と。

【GPU】
グラボも中古はありましたが、これもSSDと同様に夫がいまメインで使っているPCのグラボ(ZOTAC Geforce GTX 960)を使い回すことにしました。

【CPU】
i7 6700Kは余裕で中古があります。
最安は33,315円でツクモ、箱とか一切無しで中身のCPUだけでしたが問題ありません。
激安のCPUを入手できました。

【マザーボード】
GIGABYTEのZ170Xも結構中古がありました。
またしてもツクモが最安で、9,241円で買えました。

【メモリ】
Hackintoshのパーツ中、一番値が張るのがメモリです。
64GB(16GB*4枚)ですから、中古で買っても高くなります。
もし中古のメモリがなかったら、Arkあたりで少しでも安く買うつもりでした(笑)

今回の最安はじゃんぱらで、サムスン純正のPC4-17000(DDR4-2133)が1枚当たり8,480円。
64GB分、4枚で33,920円なり!!

【CPUクーラー】
【無線LANモジュール】
【Bluetoothアダプター】
この3点については、Amazonで購入。
クーラーは消耗品ですし、3点とも単価がそれほど高くないので。

実際に今回揃えたHackintosh用パーツと金額は以下の通りです。

電源 13,157 →8,315
SSD 19,980 →0
GPU 19,880 →0
CPU 40,470 →33,315
M/B 12,581 →9,241
MEM 56,455 →33,920
COL 2,499
LAN 5,800
BT 1,254
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
合計 94,344-

予定より大幅に安い予算でパーツが揃いました!!
Hackintoshが、10万円を切った予算で自作できそうです。

初めてのHackintosh(ウニビースト)を最安自作PCで実現するのその他の記事

(1)パーツ選びと購入編
(2)Hackintosh用パソコンの組み立て前編〜マザーボードにCPU・クーラー・メモリを取付け
(3)Hackintosh用パソコンの組み立て後編〜PCケースに各パーツをつなげる
(4)ウニビーストのインストールUSB作成編
(5)NvidiaのWebドライバーを認識しない問題を解決する
(6)PCクーラーがおさまるケースで組み立て直し
(7)残ったPCパーツでもう一台デスクトップPCを組み立てる

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。