ノートパソコンやタブレットPCの分解には必須のiOpenerを紹介

ノートパソコンの分解に必須なiOpener

ノートパソコンの分解に必須な便利グッズを紹介します。
それは、iOpener(アイオープナー)です。

iOpenerでsurface pro2を開けてるところ

↑写真下部のIFIXITと書いてある黒いやつがiOpenerです。

ノートパソコンやタブレットPCなどを開ける時、強力なテープや糊を使ってることが多々あります。

テープや糊と言ってもかなり強力なので、力でこじ開けるのは厳しいです。
無理やり開けることもできますが、プラスチック部品が破損することもあります。

そうしたテープや糊付けをキレイに剥がすための道具がiOpenerです。
電子レンジでチンして使います。

中身が液体で、電子レンジで温めるとになり熱々になります。
それを剥がしたい部分に載せて、粘着部分をゆるくします。
接着がゆるんだところで、ヘラなどを使って剥がします。

ノートパソコンやタブレットPCを分解するなら、必須の道具です。

同じような機能のものに、ホットガン(ドライヤーの強くて熱いやつ)があります。
うちにはホットガンもありますが、私はもっぱらiOpener派です。

iOpenerは何分チンして使うのが良いか?

ノートiOpenerは、パソコンの分解をはじめて直ぐに知人にもらいました。

一年近く使っていたのですが…
先日、そのiOpenerを破裂させてしまいました。

iOpenerを使うのが久々で、何分チンすればいいのか忘れてしまって、適当でいいかな? と2分チンしたらラスト数秒のところでボワン!! と。

iOpenerには、30秒チンして使えとか何とか書いてあります。

でも、30秒だとそれほど熱々にならないんですね。
ギリギリまで熱々にして使いたいので、1分何十秒かチンして使ってたと思うんですが、久しぶりだったので時間を失念してしまいまして。

電子レンジの強(500W)で2分やると破裂します。
ギリギリまで熱くしたい場合でも、せいぜい1分10〜20秒くらいですね。
(季節や室温にもよると思いますが)

破裂すると、中の液体が漏れ出てきて、これがまた非常に臭いです。

片付けが面倒なだけでなく、このiOpenerだけ買い直すことができません。
iOpenerのセットを丸ごと買う羽目になります。

▼新しく買ったiOpenerの入ったIFIXIT
iOpenerの入ったIFIXIT

▼iOpenerの入ったIFIXITの中身
iOpenerの入ったIFIXITの中身

ピンク色で囲ってる透明プラのケースは、ネジ置きとして使えます。
でも、大きすぎて家庭での作業には不向きかな?(笑)
名刺入れ+水道局のカード磁石で充分です。

iOpenerの入ったIFIXITをAmazonで見る

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。