《動画》acerのノートパソコンAspire1410の分解と清掃、組み立て

ジャンクのノートパソコン(acer aspire1410)を入手したので、分解してみます。

  • acer「Aspire1410」のHDD/SSDを換装したい
  • acer「Aspire1410」のメモリを交換・増設したい
  • acer「Aspire1410」の内部を掃除したい
  • acer「Aspire1410」を分解したい

などの方に役立つ情報です。

【acer】ノートパソコンAspire1410の分解を画像で解説

メモリ、HDD/SSDの交換なら分解の必要はありません。
フタを開けるだけなので、初心者でもカンタンだと思います

▼【acer】Aspire1410底面のネジ図
【acer】Aspire1410底面のネジ図

ピンク色の印は、底面のカバーを外すために開けるネジです。
青い印は、HDD/SSDの交換の時に開けるネジです。
HDD/SSDのフタの爪は右側にあります。
緑色の印は、メモリ交換の時に開けるネジです。
メモリのフタの爪は下側にあります。

▼【acer】Aspire1410のHDD/SSD交換
【acer】Aspire1410のHDD/SSD交換

底面の左側にあるフタを外すと、HDD/SSDの交換ができます。
ピンク色の印がHDD/SSDケーブルの差込口です。
ここへケーブルを挿したら、HDD/SSDをはめるだけです。

▼【acer】Aspire1410のメモリ交換
【acer】Aspire1410のメモリ交換

底面の右側のフタを外すとメモリ交換ができます。
上の写真では、左スロットが空いていて、右側のスロットにはメモリが刺さってる状態です。
メモリを外す時は両側のレバー(ピンク色の印)を押し開きます。

▼【acer】Aspire1410キーボードの爪の位置
【acer】Aspire1410キーボードの爪の位置

底面のカバーを外したらひっくり返して、キーボードを取ります。
キーボードには6箇所爪があります。
まず、上辺の4箇所(ピンク色の印)の爪を押し上げながら、キーボードを浮かせます。

4箇所の爪が外れたら、両サイドの爪(緑色の印)から丁寧に外します。
こっちは固い爪なので、キーボードをずらす感じにすると取りやすいです。

ただし、一気にキーボードを外さないで下さい。
裏でキーボードケーブルがつながっています。

▼【acer】Aspire1410のキーボードケーブル
【acer】Aspire1410のキーボードケーブル

寝ている黒いレバー部分を起こすと、キーボードケーブルが外れます。
キーボードケーブルを外したら、キーボードをどけて大丈夫です。

▼【acer】Aspire1410のキーボード下
【acer】Aspire1410のキーボード下

Aspire1410を分解するには、キーボード下のネジも外しましょう。
ピンク色の印が外したネジです。

目に見えるネジを全部外せばOK。
明らかに関係ない極小サイズのネジは放置しましょう。

ネジを外すとトップカバーを外すことができます。
すき間からヘラを差し込んで少しずつ浮かせていきます。
ヒンジ上(最上部の両端)あたりは丁寧に持ち上げて下さい。

▼【acer】Aspire1410のマザーボード
【acer】Aspire1410のマザーボード

Aspire1410のトップカバーを外したところです。

マザーボードを本体から外す場合は、ケーブルやコネクタ、ネジを外します。
赤い印がマザーボードを固定してるネジです。左から2番目が空ですが、おそらくここにもネジがあったと思われます。

あとは見えているケーブル(ピンク色の印)、それに裏側でつながってる電源ケーブルと無線LANケーブル(青い印)も外します。

【acer】ノートパソコンAspire1410の分解を動画で解説

分解してマザーボードを外し、ファンを掃除してから、元通りに組立て直す作業を動画で紹介します。
2倍速の動画(21分44秒)です。
作業内容を書いておきますので、必要な場所だけ見て下さい。

✪ 動画の作業内容
(0分0秒)ノートパソコンをひっくり返して、バッテリーを外す
(0分15秒)底面のネジを外す
(2分35秒)キーボードの爪を浮かせて、キーボードを外す
(3分37秒)キーボードケーブルを外す
(3分53秒)キーボード下のネジを外す
(5分4秒)タッチパッドケーブル(中央の小さい方)を外す
(5分7秒)トップカバーを外す
(5分43秒)マザーボードを本体から外す作業は動画で確認できます
ネジの箇所に印をつけています(ジャンクのため、本来4本あるネジが1本ありませんでした)
それからマザーボードにつながってるケーブルをすべて外します。
(8分6秒)マザボードの裏側でつながってるケーブルを外さないと、マザーボードが剥がせないので、ひっくり返して外します。
HDD/SSDケーブル(ページ最初の写真でピンクの印がついてない小さい方)
無線LANケーブル(メモリ下にある白と黒の細いケーブル)
(9分2秒)マザーボード裏でつながってる電源ケーブルを抜き、表に戻ってモニターケーブルも外します。
モニターケーブルの外し方が分からず悩んでますが、とくレバー的なものはなく、引き抜くだけでした。
(9分45秒)マザーボードを取り出して、ファンの掃除をする
(10分45秒)冷却装置を外すのは面倒なので、ファンの片側だけ開けて中を掃除しました。
ファンのフタにあるネジを外して、側面にある爪を2箇所外すとファンのフタが開きます。
(15分55秒)分解した中身を元のように組み立てます。

動画URL https://youtu.be/agLS2InPvxw

最初に状態確認したときは起動すると異音がしたのですが、マザーボードをひっくり返して掃除したところ異音は消えたので、ubuntu serverを入れることにしました。

レッツノートNX2の分解に役立つ道具

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。