NECの光学式マウス(M-U0025)を分解する

ふつうの光学式マウスを分解しました。
NECの「M-U0025-o」というマウスです。

※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。

NECのマウス「M-U0025-o」を分解するには?

夫が中を見たいというので、古い光学式マウスを分解しました。
秋葉原のジャンクショップでわざわざ300円(+税)で買ってた中古のマウスです。
NECのM-U0025というマウスみたいです。
すごく汚いけど、一応動きました。

この手のものを分解する場合に考えられるのは、まずゴム足の下にネジがあるパターン
でも、見た目からして下にはネジがなさそうに見えます。

次に考えられるのが、パーツのすき間にヘラを押し込み、止め具役の爪を起こしていくやり方です。

ヘラですき間の爪を押し上げて分解する場合は、やりやすい場所があります。
たいていは、USBの差込口です。
が、今回のマウスにはヘラを押し込めそうな場所が見当たりません。

とりあえず、分解目的で買ってきたマウスなので壊しても問題なし! と思い、ヘラをがんがん押し込んで爪っぽいところを探しました。

しかし、上手く行きません。
ぐるっと一周探しましたが、それらしきものがないです。

いまいちこじ開けられそうな気配がないので、やはりゴム足をめくることにしました。
でも、ゴム足の下はただの溝だけでした。
他のゴム足も押したときの形状(?影?)が同じなので、ネジはないでしょう。

もののついでにシールを軽く押してみたところ、何と丸く凹みができました。
これはネジがありますね。

NECの光学式マウスM-U0025は底面のシール下にネジがあります!

シールを一部剥がしてみると…
これまた一筋縄では行かないネジが見えてきました。

▼NECの光学式マウスM-U0025のネジ位置
NECの光学式マウスM-U0025のネジ位置

セキュリティー トルクスのネジです。
(T10でした)
持っててよかった特殊ネジの盛り合わせ♪

うちのはiFixitの特殊ネジセットですが、同じのはもうAmazonにはないです。
↓こんな感じのドライバーセットです。

特殊ネジ、精密ネジのドライバーセットはあると便利です。

低価格とコンパクトさに釣られて、こんな↓感じのを買ったことがあります。

1箇所、2箇所なら支障なく使えるのでしょうが…
Surfaceを分解した時には繰り返し使うので、大変でした。
持ちにくいし、回しにくいし、手首がおかしくなります。

※上の写真は、参考に置いただけで、その商品自体は使っていません。
こういうL字型でひとまとめになってるタイプということです。

▼M-U0025マウスを開けたところ
M-U0025マウスを開けたところ

ふだんセキュリティトルクスネジとかまったく使わないのに、この日は偶然にも2回使いました。
一度目は、1Uサーバーの取っ手のところ。
二度目が、このNECの光学式マウスです。
そんなことってあるんですね〜

小物

人気No1の自作キーボード「Mint60」を作った手順と不具合の対策など

このページの内容
1 「Mint60」キットの中身
2 自作キーボード「Mint60」の組み立てて順
3 Mint60で不具合が出たところとその対策
4 Mint60を作ってみた感想
5 Mint60の組み立てに使った工具類
人気No1の自作キーボード「Mint60」を作った手順と感想
自作キーボードの魅力を周りに触れ回っていたら、知人がミント60に興味を持ち、私が組み立てすることになりました。
人気の自作キーボード「Mint60」の組み立て手順を画像つきで紹介します。
ミント60で失敗しやすいと言われる点と対策も書きます。

※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。

「Mint60」キットの中身

「Mint60スターターセット」はゆかりキーボードファクトリーにて購入しました。
キーボードプレート、キースイッチ、キーキャップが数種類ずつあり、好きなものを選ぶことができます。
18,000円から22,000円です。
送料は、1,200円かかります。
今回は、全部で24,960円でした。

▼Mint60スターターセットの中身
Mint60スターターセットの中身

左上から時計回りに
✓ダンボールにキーボードの中身
✓キースイッチ
✓左右をつなぐTRRSケーブル(3極)
✓パソコンにつなぐUSBケーブル
✓キーキャップ

ダンボールの中身は、以下のようになっています。

▼PCBとプレート
Mint60のPCBとプレート

キーボードプレートが思ったより細いので、なくさないようにしましょう、

▼各種パーツ
Mint60の各種パーツ

①Promicroと2本のピンヘッダーが2セット
②キーボードプレート組み立てようのネジとスペーサー
③スタビライザー5つ分
④ダイオード(1N4148)
⑤リセットスイッチ2つ
⑥TRRSケーブルのコネクタ
⑦ケースの底に貼る用ゴム足
⑧LED(テープ)

はじめて自作キーボードを作るなら、キースイッチの感触などは一度確かめてから買った方が良いと思います。
各軸によってだいぶ打鍵感が変わります。
秋葉原の遊舎工房だと、いろんな軸を試せます。
遊舎工房で全部揃えても値段は25,000から30,000円弱だと言っていましたので、送料+消費税を考えると値段にそれほど差はないと思います。

自作キーボードMint60の組み立てて順

Mint60の組み立て手順』を参考にして作りました。
では、Mint60を作る手順を紹介します。

1) ダイオードのはんだ付け
2) JP1のジャンパーはんだ付け
3) TRRSコネクタのはんだ付け
4) タクトスイッチのはんだ付け
5) プロマイクロにピンヘッダーをはんだ付け
6) スタビライザーの組み立て
7) PCBにスタビライザーをセット
8) キーボードプレートにキースイッチをはめる
9) キースイッチをはめたプレートをPCBにセットしてはんだ付け
10) プロマイクロをPCBにはんだ付け
11) LEDをはんだ付け
12) ケースの組み立て

いっぱい工程があるような気がしますね。
だいたいの流れとしては、

【1】はんだ付け(前半
【2】スタビライザーとキースイッチのセット
【3】はんだづけ(後半
【4】ケースの組み立て

こんな感じの4ステップです。
では、作業手順をひとつずつ画像付きで紹介します。

はんだ付けの前にはフラックスを塗ります。

① ダイオードのはんだ付け
ダイオードをはんだ付けする前に、PCB(基板)の裏表を確認しましょう。
【D19】とか【D20】とか書いてある方が表で、ダイオードを載せる側になります。

▼PCBの裏表を確認する
Mint60のPCB左Mint60のPCB右


ダイオードには《向き》があります。
【D~~】の両端に□と◯の穴があります。
□の穴の方をダイオードの黒い方に合わせます。

▼ダイオードの向き
Mint60でダイオードの向き

上の写真はダイオードをはんだ済みですが、黒い方が四角い穴に向いているのが分かると思います。
ダイオードの向きは赤から黒、穴は◯から□です。

では、ダイオードをPCBに差し込んでいきましょう。
ダイオードは穴の幅に合わせて折ります。

▼ダイオードを折り曲げる
Mint60でダイオードを折り曲げる

□の穴の中心から、◯の穴の中心までを測って、ダイオードを折り曲げます。
8mmだったかな? 自信ないので確認して下さいね。
子供の科学という雑誌の背でちょうどそれくらいでした。
50本以上を1本ずつ曲げていくのは面倒ですからね。

▼ダイオードをテープで止める
Mint60でダイオードをテープで止める

このままひっくり返すと、ダイオードが抜けてしまうのでマスキングテープなどで止めておきます。
こうしておけば、一気にはんだ付けできます。

▼ダイオードの足を切る
Mint60でダイオードの足を切る

ダイオードの足は先に切りました。
針金がたくさん出てると邪魔です。
短く切りすぎるとはんだしにくいので2mmくらいは出しておきましょう。
針金はニッパーできる時飛んでいくので、ビニル袋の中でカットするといいです。

ダイオードの足を先に切る場合は、先ほどのテープ止めをしっかりしておくのが大事です。
2つの【D22】と【D23】のようにダイオードが近いところは、間もしっかりテープで止めます。

針金を切ったら、はんだ付けしていきます。
先ほどの《ダイオードの向き》の写真がはんだ付けした後になります。

② ジャンパー部分をはんだ付け
PCBの裏側にジャンパーする部分があります。
TRRSケーブル差込口のすぐ下に、左右1カ所ずつあります。
【JP1】と書かれているところです。

表面実装の要領ではんだします。

▼ジャンパー部分のはんだ付け
Mint60でジャンパー部分のはんだ付け(1)Mint60でジャンパー部分のはんだ付け(2)Mint60でジャンパー部分のはんだ付け(3)



片側にはんだを盛って(左)、反対側にもはんだを盛ったら(中)、両方をくっつける(右)感じです。

③ TRRSケーブルコネクタのはんだ付け
Mint60のページに追記で、TRRSコネクタのピン折れが〜とあったので、見てみたら…ちょっと曲がってます。

▼ピンが曲がってるTRRSコネクタ
Mint60でピンが曲がってるTRRSコネクタ

上の写真の右側、真ん中のピンが曲がってますね。
テスターでチェックしろとあるのでチェックしました。

▼TRRSコネクタのチェック
Mint60でTRRSコネクタのチェック

曲がってても導通してました。

▼3極ケーブル
Mint60で3極ケーブルの導通確認

TRRSケーブルの導通チェックをするときですが、ケーブル差込口は3極でそれぞれ接続先が違います。
写真にピンクの印が2箇所あります。
先端、真ん中、根本とどこかで導通してればOKだと思うので、3箇所試して下さい。
(どこかは分かりません)

TRRSケーブルコネクタとリセットボタンは、ダイオードと反対側にはめてはんだ付けします。

▼TRRSコネクタとリセットボタン
Mint60でTRRSコネクタとリセットボタン

TRRSケーブルのコネクタをはめる場所はPCBからちょっとはみ出てるので分かりやすいと思います。
リセットボタンは【SW30】と【SW42】です。

リセットボタンの方ははんだの溶けにくいピンがあったと思います。
少しハンダゴテの温度を高めにしておくとやりやすいです。

▼TRRSコネクタとリセットボタンのはんだ付けしたところ
Mint60でTRRSコネクタとリセットボタンのはんだ付けしたところ

④ PCBにProMicro用ピンヘッダーをはんだ付け
ProMicro用のピンヘッダーをPCBにはめて、はんだ付けします。
ピンヘッダーが斜めったりすると、後でProMicroが挿せなくなることがあります。
また、プレートを組み立てる時にすき間が足りなくて、上手くはまらなくなる可能性もあります。

なので、ピンヘッダーは両端をしっかり奥まで挿して、真っ直ぐの状態ではんだ付けします。
Mint60のページではブレッドボードを使うと良いとありました。

が、私はProMicroをはめた状態でテーピングして、はんだ付けしました。

▼ProMicroをはめてピンヘッダーをテープで止める
Mint60でProMicroをはめてピンヘッダーをテープで止める(1)

ピンヘッダーとPCBにすき間ができないよう、ピンヘッダーの両端をしっかり挿してテープで止めます。

Mint60でProMicroをはめてピンヘッダーをテープで止める(2)

これでひっくり返して、ピンヘッダの足をカットします。
ピンは2mmくらい残ってればいいと思います。

▼ピンヘッダーをはんだ付けしたところ
Mint60でピンヘッダーをはんだ付けしたところ

カットしたら、はんだ付けします。

▼前半のはんだ付けが終わったところ
Mint60で前半のはんだ付けが終わったところ

⑤ スタビライザーの組み立て
次は、スタビライザーを組み立てます。
スタビライザーの組み立て方は、CherryPCBマウントスタビライザーの組み立てを参考にしました。

▼スタビライザーを組み立て(1)
Mint60のスタビライザーの1セットMint60のスタビライザーの組み立て1Mint60のスタビライザーの組み立て2


(左)スタビライザー1個分のパーツセット
(中)下のパーツを上に組み合わせて、土台を作ります。
(右)真ん中の写真をそのままはめたところ

▼スタビライザーの組み立て(2)
Mint60のスタビライザーの組み立て2Mint60のスタビライザーの組み立て2


(左)金具をアクリルパーツに差し込む
先ほどの真ん中の写真で下のパーツを横から見ると、穴が上下に分かれています。
下の穴に金具を通します。
(右)下の穴に通した金具を動かすと凸パーツを上に上げることができるようになります。

▼スタビライザーの組み立て(3)
Mint60のスタビライザーの組み立て3Mint60のスタビライザーの組み立て3


(左)片側だけはめたところ
反対側も同じように土台をはめます。
(右)左右両方とも土台をはめて、スタビライザーが1個できました

▼スタビライザーの動き
Mint60でスタビライザーの動き

スタビライザーの土台がちゃんとはまって、凸部が金具で押し上げられる様子です。
これは片側だけですが、両側とも同じです。

このスタビライザーを5つ組み立てます。

⑥ スタビライザーをPCBにセット
いま組み立てたスタビライザーをPCB上に差し込みます。

▼スタビライザーをPCBに差し込む
Mint60でスタビライザーをPCBに差し込む

PCB上に水色の線で囲ってるところがスタビライザーを差し込むところです。
大小2つずつの◯があります。

右手の最下段はスタビライザーを載せる位置を選ぶことができます。
ピンクの線で囲んだところと緑色の線で囲んだところです。

右寄せか左寄せかでで悩んだので、仮にキーキャップを載せて感触を確認してみました。

▼スタビライザーの位置を選ぶ
Mint60のスタビライザーの位置を選ぶMint60のスタビライザーの位置を選ぶ


キースイッチをはんだした後ではやり直しが厳しいので、使いやすさを考えて位置を決めます。

▼スタビライザーをPCBに差し込んだところ
Mint60でスタビライザーをPCBに差し込んだところ

大小2つずつの◯が並んでますが、金具側を大きい◯に入れます。
スタビライザーの土台にはフックがあり、きちんとはめるとパチンと音がします。
しっかり奥まで挿して下さい。

⑦ キースイッチをプレートにはめる
キースイッチをアクリルプレートにはめていきます。
キースイッチは割と固いので、上下の向きを間違えないように注意してはめていきます。

Mint60のページにもアクリル板の取扱は丁寧にとあります。
スイッチやキャップ、他のパーツは失敗すれば買ってこられますが、Mint60のアクリルプレートが割れると買い直すしかないですからね。

▼アクリルのプレートにキー軸をはめる
Mint60でアクリルのプレートにキー軸をはめる

上の写真はキースイッチをアクリルプレートにはめて、PCBと合わせたところです。
キースイッチの丸い軸と金属の足をしっかり穴に合わせます。

⑧ キースイッチをはめたプレートをPCBにセットしてはんだ付け
キースイッチの足をはんだ付けします。
全部はんだし終わったら、軸の刺さりが甘いところがないか確認します。

キースイッチのはまりが甘い箇所は、スイッチを押し込みながらはんだごてを当て直すとスーっとはまります。
(奥まではめておかないとプレートが浮いてしまう)

⑨ ProMicroをPCBにはんだ付け
ProMicroを載せるとき、ProMicroの真下にあるキースイッチの足を切ります。

▼ProMicroの真下にあるキースイッチの足を切る
ProMicroの真下にあるキースイッチの足を切る

ProMicroに接触するとおかしなことになります。

▼ProMicroをPCBに載せる
Mint60でProMicroをPCBに載せる

PCBとアクリルプレートの間が狭いのでしっかりProMicroを挿して下さい。
テープで固定しておくとはんだしやすいです。

ProMicroとPCBの間に絶縁テープを貼るのがおすすめです。
ピンクの印のところです。
キースイッチの足を切っても、やはりテープを貼ったほうが安全です。
(後述しますが、わたしは後からやったので苦労しました)

▼ProMicroをはんだ付けする
ProMicroをはんだ付けする

ProMicroをはんだ付けします。
ピンヘッダーの足が長いので切ります。
短くしすぎるとはんだしにくいので2mmくらい残すといいと思います。
(わたしは短く切りすぎてしまいましたが)
「GND」のピンははんだが溶けにくいので、ハンダゴテの温度を高めにするとやりやすいです。

⑨ LEDをPCBにはんだ付け
LEDのテープは8個と7個に分けて切ります。
PCBの大きい方が8個、小さいPCBが7個です。

VCC-LED-GND と並んでるところにはんだ付けします。
LEDテープは《向き》があるので、合わせて貼り付けます。

▼LEDテープのはんだ付け
Mint60でLEDテープのはんだ付け

オレンジ色の「Din」ピンク色の「DO」を目印にします。
オレンジ色の「Din」をVCC-LED-GNDの方へ向けて下さい。

はんだ付けは表面実装の要領で、片側ずつはんだを盛って最後に両方をつなぐ感じです。

このLEDテープの下も絶縁テープを貼ったほうがいいです。
キースイッチの足とテープのつなぎ目の金属部分が接触します。

▼はんだ付けが終了したところ
Mint60ではんだ付けが終了したところ

これではんだ付け作業は全て完了です。

▼キースイッチの動作確認
Mint60でキースイッチの動作確認

ここでキースイッチの入力確認をしました。
プレートを組み立てた後ではんだ付けが甘いとかあったら、プレートを解体してはんだやり直しとか面倒です。
(残念ながら、この確認は無意味でしたが…)

⑩ アクリルプレートの組み立て
▼Mint60のアクリルプレートを組み立てる
Mint60のアクリルプレートを組み立てる

いよいよ、アクリルプレートの組み立てです。
組み立てについては、説明を省略します。
Mint60のページを参考に、アクリルプレートの形を見ながらやって下さい。

とても悩んで想定外に時間を要しましたが、夫が手伝ってくれて、何とかプレートを組み立てられました。

▼自作キーボード「Mint60」の出来上がり
自作キーボード「Mint60」の出来上がり

「Mint60」で不具合が出たところとその対策

ケースの組み立て前に、全キー入力確認済みなので安心していましたが…
「プレートを組み立て終わり、よし完成!」と思ったところで不具合が出ました。

3-E-D-C-Alt の列が入力できなくなっていました。
LEDテープの裏側がキースイッチの足に接触しているのが原因だったようです。

プレートのネジを緩めるとキーが入力されます。
プレート組み立て前に全キーの入力確認をしましたが、ネジ止めした時にショートするので気づけませんでした。

ネジを緩めっぱなしというわけにはいかないので対策します。

▼LEDの下に絶縁テープを貼る
Mint60でLEDの下に絶縁テープを貼る

LEDテープの下(ピンクに塗ってるところ)が接触してたっぽいので、キースイッチの足を短〜くカットして絶縁テープを貼りました。

Mint60でLEDの下に絶縁テープを貼る

絶縁テープを貼るとLEDテープがぶらぶらしてしまうので、結局LEDはマスキングテープで貼り付けました。

この作業をしているうちにProMicroが不安になり、結局、ProMicroの下にも絶縁テープを貼ることにしました。
(他の方のブログを見るとPriMicro下でショートして直せなかったとかあるようです)

すでにはんだ付けしているので、絶縁テープを貼るというより、押し込みます。

▼ProMicroの下に絶縁テープをくぐらせる(1)
Mint60のProMicroの下に絶縁テープをくぐらせるMint60のProMicroの下に絶縁テープをくぐらせる


(左)ビニルテープとポリイミドテープを合わせて片側にポリウレタン銅線を通す
(右)ポリウレタン銅線をテープに貼り付ける

絶縁テープ1枚だと粘着部分がくっついてしまうので2枚合わせました。
ビニルテープは分厚いので、1枚はポリイミドテープにしました。

▼ProMicroの下に絶縁テープをくぐらせる(2)
Mint60でProMicroの下に絶縁テープをくぐらせる

ポリウレタン銅線をProMicroの下へ通して反対側に出します。
ポリウレタン銅線を引くだけだと、なかなか出てこないので、入口側から楊枝で押し込みます。

これで何とか絶縁テープをくぐらせられました。

絶縁する箇所はピンのカットだけでなく、絶縁しておいた方がいいと思います。
後から絶縁テープを入れようとすると、LEDはまだしも、ProMicroの方は相当きついです。

はんだは劣化すると膨張するらしいので、組み立て直後はちゃんと動いても、やはり絶縁しておくほうが安全だと思います。

最初はグイグイ押し込んでどうにかしようと思ったのですが、夫曰く、子供の時ファミコンを直すのに糸をくぐらせて引っ張るという似たような作業をしたことがあるらしいです。
それを聞いたら、私もやるかと決心がつきました。

自作キーボード「Mint60」を作ってみた感想

ProMicroにLEDと接触箇所が多くて、キースイッチの足をカットしまくり、絶縁テープ貼りまくりになりました。

人気があるからといって、組み立てが簡単という訳ではないんですね。
やはり、一般的なキーボードを半分に割ったようなキー配列が、分割キーボード初めての人でも使えそうな雰囲気があるのでしょうか。
色味もおしゃれですし。

あとは、アクリルプレートを使うことの難しさも分かりました。
Mint60クラスの大きさになると、アクリルプレートはきついですね。
キースイッチをはめたり外したりが結構固いので、アクリルプレートの頼りなさを強く感じました。

miniaxeくらい小さくて単純な構造だと、安心なんですけど。
キー数の多いキーボードはIRISみたいに、PCBと同じ素材のプレートの方が扱いやすい気がします。

夫も「俺が作る時はアクリルは使わない、PCBと同じ素材でプレート作る」と、決心してました。

自作キーボード「Mint60」の組み立てに使った工具類

「Mint60」の組み立で役立つのは以下の道具です。

3Dプリンターで出力したK/Bプレートを使った空中配線の自作キーボードを作る(1個目)

今回は、3Dプリンター(Ender-3x)で出力したキーボードケースを使い、空中配線で自作キーボードを作りました!
空中配線での自作キーボードに興味のある方はどうぞ♪

3Dプリンターで出力したキーボードケースを使った自作キーボード(空中配線)

◎このページの内容
1 空中配線の自作キーボードに必要なもの
2 自作キーボードを作る手順【空中配線】
3
自作キーボードを作る手順【ProMicroへの配線】
4 自作キーボードを作る手順【ファームウェア】
5 キーマトリクスに関すること
6 QMKファームウェアの環境構築
7 空中配線の自作キーボードを作るのに使った工具類

※この記事内の写真はクリックすると、別ウィンドウで大きい画像を表示します。
※空中配線の自作キーボードを作るのに使った道具類は最後に載せています。

空中配線の自作キーボードに必要なもの

ブログで紹介済みのEnder-3xでキーボードケースを出力しています。
キーボードケースのデータ(Thingiverse)
これは、PLAで出しました。

キーキャップ以外はだいたい秋月電子遊舎工房で買い揃えてますが、Amazonで買えるものはリンクを置いておきます。

✓ ブレッドボード秋月電子
✓ ジャンパーワイヤー各種
事前に想像してたより長さが必要で後から買い足してつなげたりしているので、正確には分かりませんが、オス-オスとオス-メスは30本ずつくらいだと思います。
それと、写真にはありませんが1本ずつがくっついてて10ピンまとまってるジャンパー線を買って、後からつなげ直しました。そっちの方がまとまります。
✓ ProMicro遊舎工房
✓ コンスルー(スプリングピンヘッダ)2.54mm、12ピン
✓ キースイッチ(Blue Zilent v2-62g)(40個)
✓ キースイッチ用ソケット(MX用40個、Kailh Choc ロープロファイル用2個)
✓ Kailhロープロファイルスイッチ(4個)
✓ 記号のみのキーキャップ(monolegends)
pimpmykeyboard.comページで「mono legends」で探すと他にも記号だけのキーキャップがあります。
✓ 矢印などのその他キーキャップ(DSA “Beyond”)
✓ ダイオード(1N4148)秋月電子
✓ ポリウレタン銅線

キー配列のテスト用に使ったもの
大きいブレッドボード
タクトスイッチ

自作キーボードを作る手順【空中配線】

自作キーボードの作業手順を解説します。
まずは、空中配線のところから。

① キーボードケースを3Dプリンターで出力する
3Dプリンターがあれば、好みのキーボードケースを作ることができます。
でも1からデザインするのは無理なので、誰かが上げてくれてるデータで出力しました。

夫が気に入ったのは親指が横に来るタイプの立体型のキーボードケースです。
⇨ キーボードケースのデータ(Thingiverse)

② キーボードケースにキースイッチとキーソケットをはめる
キースイッチを使いまわしたいので、ハンダの直付けはしません。
キースイッチ用のソケットをはめてます。

③ ROWとCOLの空中配線をする
ダイオードでROWを、ポリウレタン銅線でCOLのラインを空中配線します。
ROWとCOLのつながりは、下の画像のようになっています。

▼キーマトリクス(ROWとCOL)
keymatrix(rowとcol)

上の画像は、右手→左手です。
(下段の5つが親指用のキー)

ダイオード(1N4148)には向きがあり、黒い方がカソードです。
赤の方をキースイッチにはんだ付け、黒から出る線を次のキーへつなげます。

▼COLとROWを空中配線したところ
COLとROWを空中配線したところ

ここではCOLのラインにポリウレタン銅線を使いましたが、ふつうはジャンパ線のがいいです。

ポリウレタン銅線を使う場合は、はんだ付けする部分の皮膜を溶かしておく必要があります。
はんだごてで500度近くにして溶かすので熱いし面倒ですね。
被膜が溶けてるか分かりにくいので、毎回テスターで導通チェックしてました。

最初にジャンパー線でやろうとしたのですが、キーソケットの両端が窮屈で2本分のジャンパーワイヤーをはんだするのがしんどいなと思ってポリウレタン銅線に変えました。
(中途半端な長さのポリウレタン銅線がいっぱい余ってた)

この写真だと分かりにくいですが、立体型のキーボードケースなので最深部で6cmくらいあります。
COL6のラインとか、すごくハンダしにくかったです。

④ ブレッドボードにつなぐためのジャンパーワイヤーをつなぐ
左右それぞれのROW1〜5、COL1〜10のラインから各1本ずつ、全部で20本のジャンパーワイヤーをはんだ付けします。
この20本はブレッドボードにつなぐためのものです。

▼ブレッドボードにつなぐジャンパー線
ブレッドボードにつなぐジャンパー線

ROW1=紫色のジャンパー線
ROW2=赤いジャンパー線
ROW3=オレンジ色のジャンパー線
ROW4=茶色のジャンパー線
ROW5=黄色のジャンパー線
これは左右各1本つけます。
どこでもはんだしやすいところでいいと夫に言われたので、その通りにしました。

COLのラインは左右それぞれで内側から外側へ、白・グレイ・黒・の5色のジャンパー線をつなげています。
これは出口になるべく近いところがいいと夫に言われたので、最上段のキースイッチとCOLがつながってるところにはんだ付けしました。
(出口は最上部)

左右のジャンパー線は、それぞれ最上部の出口からまとめて外へ出して、ブレッドボードに接続します。

▼ROWとCOLをまとめて上から出す
ROWとCOLをまとめて上から出す

ここまでの空中配線が私の担当です。
ここからは、夫の担当です。

自作キーボードを作る手順【ProMicroへの配線】

ProMicroへの配線は、以下のピン配置図を参考にします。

▼ピン配置図(外部リンク)
ピン配置図

ROW 1 ↔ PD7
ROW 2 ↔ PC6
ROW 3 ↔ PD4
ROW 4 ↔ PD0
ROW 5 ↔ PD1
COL 1 ↔ PB4
COL 2 ↔ PB5
COL 3 ↔ PB3
COL 4 ↔ PB2
COL 5 ↔ PB6
COL 6 ↔ PB1
COL 7 ↔ PF7
COL 8 ↔ PF6
COL 9 ↔ PF5
COL10 ↔ PF4
上記のように、接続します。

ジャンパー線は20本つないだのに、ROWが5個でCOLが10個では数が合わないと思いますね。
実際のブレッドボードは下の写真のようになっています。

▼ブレッドボード上でのProMicroへの接続
ブレッドボード上でのProMicroへの接続

COLは10本とも、直接ProMicroに接続しています。
ROWはいったんブレッドボード上で1本にまとめてからProMicroにつないでます。

写真の緑色の線を見てみて下さい。
ブレッドボードの【c】と【e】に挿した分を【a】でひとまとめにしてから、ProMicroへ接続しています。

最初に載せた写真「キーマトリクス(ROWとCOL)」を見ると、ROWは横1列でつながっています。
COLは1から10までありますが、ROWは1から5までです。

自作キーボードを作る手順【ファームウェア】

次に、ファームウェアの準備をします。

ブラウザ上でキーボードのレイアウトを操作できる便利なページがあります。
keyboard-layout-editor.com
このページでキーボードのレイアウトを作ります。
作成したら、《Raw data》をコピーします。

▼キーボードのレイアウトを作成
キーボードのレイアウトを作成

ブラウザ上でファームウェアを作成できるページもあるので、こちらを使うと便利です。
Keyboard Firmware Builder

Keyboard Firmware Builderの使い方
1) Raw data をペーストする
2) importボタンを押す
3) PINSタブで配線したピンに合わせる
4) KEYMAPタブで適当にキーを設定
5) COMPILEタブでDownload.hexをクリックしファームウェアをダウンロード
6) Download.zipもついでにダウンロード
7) QMK Toolboxでファームウェアをpro microに書き込む
8) 動作確認する

▼ファームウェアの作成画面(3枚)
ファームウェアの作成画面-1
ファームウェアの作成画面2
ファームウェアの作成画面−3

Download.zipにソースコードも入ってるので、今後カスタマイズしたい場合はこれをいじります。

今回の自作キーボードで夫が使っているデータはこちらからダウンロードできます。
 mykeyboard.zip

キーマトリクスに関すること

Pro MicroはIOピンが少ないので、1ピン1キーで接続してしまうと18キーまでしか対応できません。
キーマトリクスを使うことで、最大9Row×9Colの81キーまで増やせます。

ただし、キーマトリクスを使用する場合は、同時押しの際の電気の流れを気にする必要があります。

ちゃんと理解しているわけではないので詳しく説明はできませんが…
意図しない方向に電気を流さないよう、ダイオードを使って電気の流れを一方通行にする必要がある、ということです。

ダイオードは電気をカソードからアソードにしか流さない特性があります。
で、今回のキーボードはColからRowに対して電気を流して、どこが押されたかを判断するので、キースイッチの外側に向かってカソードを配置しました。
こうすることによってRowからColに対して電気は流れなくなるので、他のキーに迷惑をかけなくなります。

詳しく知りたい方は『オリジナルキーボードを作ってみる その7「キーマトリックス」』を読むと良いかも?

QMKファームウェアの環境構築

miniaxeの記事を参考にQMKファームウェアの環境構築をします。

「mykeyboard.zip」を解凍してqmk_firmware/keyboardsの下に置きます。

make mykeyboards/mymap:avrdude

上記のコマンドを実行しpromicroをリセットすると書き込まれます。

▼空中配線の自作キーボード出来上がり♪
空中配線の自作キーボード出来上がり♪

手作り感満載ですが、メインキーボードとして使える仕上がりです。
とても立体的で他にはないキーボードですね!
夫はとても満足して愛用しています。
これに慣れてしまい、もうふつうのキーボードには戻れないらしいです。

空中配線の自作キーボードを作るのに使った工具類

最後に、自作キーボードの製作で役立つ工具類を紹介します。