Ryzen7 1700とB450M DS3Hで自作パソコンを組み立て

2019-11-21

Ryzen7 1700でデスクトップパソコンの組み立てを頼まれました。
以前もRyzen7 1700で自作パソコン作りましたが、今回は「B450M DS3H」というマザーボードを使います。
組み立て手順など写真付きで紹介します。

ドスパラWeb

※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。

Ryzen7 1700のデスクトップパソコン組み立てに購入したもの

今回の自作パソコン組み立てに購入した各パーツです。
【CPU】AMD Ryzen7 1700
【グラボ】GeForce GT 1030
【電源】ATX電源 KRPW-N500W/85+
【マザーボード】GIGABYTE B450M DS3H
【SSD】Crucial SSD M.2 1000GB
【メモリ】DDR4 PC4-21300 16GB*4枚
【PCケース】MK-01W (舞黒透)

Ryzen7 1700のデスクトップパソコン組み立てに購入したもの
写真に載ってないですが、自宅にあったLANカードも使います。

以下は、購入したショップです。
《じゃんぱら》
メモリ 8,480円(16GB)*2枚(Crucial)★
CPU 14,800円★
グラボ 6,480円★
パソコン工房 BUYMORE秋葉原
マザーボード 8,294円★
《ソフマップ》
電源 3,758円★
《ドスパラ》
m.2 SSD11,490円
メモリ DDR4-21300 7,480円(16GB)*2枚(DELL)★
TSUKUMO
パソコンケース 3,132円

★は中古品での購入です。
SSDとケースだけ中古がなかったので新品で買いました。
メモリはメーカー違いの2枚ずつになりました。
4枚とも同じメーカーで揃えたかったのですが、安いのがなくてやむを得ず。

Ryzen7 1700のデスクトップパソコン組み立て手順

では、自作パソコンの組み立て手順を紹介します。

① M/BにCPUを載せる
CPUをマザーボードにセットします。

CPUをマザーボードに載せる

Ryzen7 1700の▼とCPUを載せる台の▼(赤い印)を合わせて載せます。

CPUをマザーボードに載せたところ

右側のレバーを上げてから、左下に▼の印を合わせてCPUを載せました。
この上に、CPUの上に付属のファンを載せます。

CPUファンの裏側をキレイにしたところ

CPUの裏側にはグリスが載ってましたが、中古品なので一回キレイにしてから、自分でグリスを塗り直して載せます。

Ryzen7 1700のCPUにグリスを塗ったところ

CPUの方にグリスを塗りました。
ここへファンを載せます。

Ryzen7 1700のCPUにファンを載せたところ

ファンを固定するネジをしっかり締めます。
赤い印と裏側にも2箇所、四隅に4本ネジがあります)
ファンケーブルは、CPU_FAN(緑色の印)へ挿します。

本当はここでCPUのLEDケーブルをつなげます。
私は忘れたので、後からつなげました。

② M/Bにメモリをセット
マザーボードにメモリを挿します。

メモリ差込口のレバーを押し広げる

メモリ差込口の両脇にあるレバー(緑色の印)を押し広げてから、メモリを挿します。
メモリの左右の向きを合わせて上から押すと、カチッとはまってレバーが閉まります。

メモリの優先順位

今回はメモリのメーカーが不揃いで、Crucial 2枚とDELL 2枚です。
DDR4_1とDDR4_2(ピンク色の印)にCrucialのメモリを挿して、DDR4_3とDDR4_4(水色の印)にDELLのメモリを挿しました。

③ M/BにSSD(M.2)をはめる
マザーボードにM.2のSSDを挿します。
今回は、2.5インチのSSDやHDDは使いません。

マザーボードにSSD(M.2)を挿す

M2A_SOCKET(ピンク色の印)にSSDを挿します。
挿したら、80の位置(緑色の印)でネジ止めします。

M.2のSSDをマザーボードに差し込んだところ

上の写真は、M.2のSSDをマザーボードに差し込んだところです。

M.2のSSDをネジ止め

上の写真は、M.2のSSDをネジ止めしたところです。

④ PCケースに電源を設置
以前も紹介した舞黒透というパソコンケースです。

舞黒透の中

緑色の□の位置に電源を設置します。
ピンク色の□はマザーボードを載せるところ)

舞黒透に電源を入れる

向きを合わせて電源を入れたら、4箇所(緑色の印)ネジ止めをします。

⑤ PCケースにバックパネルをはめる
PCにケースのバックパネルをはめ込みます。

舞黒透のバックパネルをはめる

⑥ PCケースから使う部分の拡張スロットのフタを外す
マザーボードを載せてからだと、フタが外しにくいので先に外しておきます。
今回は、グラボとLANカードを挿します。

PCケースから使う部分の拡張スロットのフタを外す

拡張スロットの位置を確認して、フタを外しました。

⑦ PCケースのM/Bを載せる
PCケースの中にマザーボードを設置します。
電源設置の写真にピンク色の□で囲ったところへマザーボードを載せます。
バックパネルの穴に各種差込口を入れると、うまくはまります。

所定の位置にマザーボードを載せたら、マザーボードネジを6箇所締めます。

⑧ マザーボード上で各種ケーブルをつなげる
マザーボードで各種ケーブルをつなげていきます。

B450M-DS3Hのケーブル接続図

ピンク色の印を上から時計回りに
✔ 補助電源ケーブル
✔ CPUファンのケーブル
✔ 電源ケーブル
✔ USB3.0のケーブル
✔ USBケーブル
✔ オーディオケーブル
✔ CPUのLEDケーブル
✔ PCケースに付いてたファンのケーブル

ケーブルが余る場合は、ねじりっこなどで束ねて下さい。
ケーブル類はすっきりさせた方がケース内の風通しが良くなります。
ただし、ケーブルがファンの羽などに当たらないように気をつけてください。

グラボとLANカードも挿します。

マザーボードにビデオカードとLANカードを挿す

上の写真のピンク色の□がグラボ(ビデオカード)を挿すところです。
端っこにあるレバーを広げてから挿します。
このグラボに補助電源はありません。
緑色の□の位置にLANカードを挿します。
両方とも、差し込んだら、拡張スロットのフタをケースにネジ止めします。

拡張スロットを入れて外から見たところ

外から見ると拡張スロットの差込口が見えます。

それから挿し忘れていたCPUのLEDケーブルをつなげます。
CPUファンの『AMD』と書いてる真下に差込口があります。
窮屈ですが、ケースファンの外からスマホのカメラで覗きながらつなげました。

CPUのLEDケーブル差込口CPUのLEDケーブルをつなげた


(左)CPUのLEDケーブル差込口
(右)CPUのLEDケーブルをつなげたところ

最後に、フロントパネルのケーブル類を挿します。
端っこに小さな文字で書いてるので、毎回苦労します。
スマホを押し込んで、何とかズーム写真を撮りました。

B450M-DS3Hのフロントパネルのケーブル差込口

上の写真が、B450M-DS3Hのフロントパネルのケーブル差込口です。

B450M-DS3Hのフロントパネルのケーブルをつなげた

フロントパネルのケーブルをつなげました。
これで組み立て作業は完了です。

Ryzen7 1700をB450M-DS3Hに載せた自作パソコン

Ryzen7 1700をB450M-DS3Hに載せて、舞黒透に組み込んだ自作パソコンです。
HDDもなく、マザボに直載せのM.2 SSDだけなので超さっぱりしています。

自作パソコンが動くか確認する

自作パソコンは組み立て自体は、難しくないと思います。
組み立て後にちゃんと起動するか、モニターにつないで、電源を入れてみます。

今回は、異なるメーカーのメモリを2枚組ずつ挿してるのでそこが不安でした。
モニターが映らなくて、やはりメモリかなと1枚挿しにしたり、グラボを挿し直したりしました。

ただ、どうもLEDの光り方やファンの回り方などが正常っぽく、もしかして…とHDMIケーブルを別のに交換したら、すぐにインストール画面が表示されました。

自作パソコンで起動開始

自作パソコンでインストール画面を表示

つまり、自作パソコン自体は一発認識で起動していたということです。
(HDMIケーブルが合わなかっただけ)

HDMIケーブルはすごく難しいです。
どのPCがどのHDMIケーブルで表示するかつなげてみないと分かりません。

こっちのパソコンがダメでも、あっちのパソコンは表示するとかふつうにあります。
ひとつつなげただけでは不良品かどうか判断できません。

ノートパソコンの分解をしてるときも、HDMIケーブルの相性が難しくて、確認が大変でした。

HDMIケーブルは相性があるので、複数持ってないと困ることが多いです。
高いか安いか、有名メーカーかパチもんか、そういうのでは分からないのでつなげてみるしかないですね。

前回も今回も、Ryzenは一発で認識したので、私の中でRyzen株が急上昇です。
Ryzenパソコン、おススメです。

自作のデスクトップパソコン組み立てで使った道具

Ryzen7 1700のデスクトップパソコン組み立てに役立つのは以下の道具です。

デスクトップパソコンの組み立てでは、内部がごちゃごちゃしてる上にパーツが影になって暗くなります。
ケースの内部を照らすライトがないとしんどいです。

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。