デスクトップPCをこれまでの大きなケースから極小スリムなATXケースSARA4に入れ替える

2019-11-21

今回は、デスクトップパソコンのケース入れ替え作業です。
私のデスクトップパソコンは、ドスパラで買ったPrimeシリーズのcore i7-2600sです。
メモリは16GBから32GBに変えています。

秋葉原をうろついていたら、ATX用のものすごく小さくてスリムなPCをケースを見つけたので、入れ替えることにしました!

ドスパラWeb

▼新旧パソコンケース(ATX)

サイズ ATXスリムケース SARA4と元のドスパラパソコンのケース大きさを比較 元のドスパラパソコン(ATX)

《左》Primeオリジナル GWケース(ATX)とSARA4を並べたところ
《右》ドスパラパソコンPrimeの内部

▼新しく買ったScythe(サイズ)のSARA4
サイズ ATXスリムケース SARA4

このスリムなPCケースはドスパラで5,980円(+税)で購入しました。

電源は、今まで使っていたPCケースの12cmの静音ファンをそのまま使います。
CPUクーラーは大きすぎてケースに入らないので、SARA4に入るサイズのものに交換します。

▼新旧CPUクーラー

サイズ KABUTOクーラー SCKBT-1000サイズ 【HASWELL対応】 手裏剣リビジョンB SYURIKEN Rev.B 全高64mm超ロープロファイルCPUクーラー

《左》Scythe KABUTOクーラー SCKBT-1000
《右》Scythe手裏剣リビジョンB

ケースの横幅をメジャーで確認し、秋葉原のパーツショップを見て回った結果…
これまでと同じScythe(サイズ)のCPUクーラーになりました。
手裏剣リビジョンBというやつです。
決め手は、価格とよく冷えそうな見た目、それにこれまでサイズを使ってきた実績です。
手裏剣リビジョンBなら、スリムATXケースにも収まります。

というわけで。
今回は、デスクトップパソコンを大きなATXケースからスリムATXケースに入れ替える作業を画像と動画で紹介します。

デスクトップパソコンのケース入れ替え作業

動画は作業ごとに分割してあります。
失敗したところも、あえてそのまま残しています。
それぞれ作業内容を書いてますので、必要な部分だけ見てもOKです。


動画URL https://youtu.be/fxu2cxCSbdo
【動画(1)の作業内容】
HDDをケースに入れるところからスタート。
ケースに付属していたレールをHDDをにはめて、レールをフロント側から押し込む。

1分20秒くらい
電源をケースに入れて、フロント側からネジ止め。

4分くらい
ケースのフロントを閉める

4分30秒くらい
ケースの内側の穴にマザボード用のスペーサーを付けます(9箇所)
※スペーサーはケース付属で、金色の六角形をしたネジの土台になります。


ピンク色の○がスペーサーを載せるところ


動画URL https://youtu.be/4QVjcRqyqBI
【動画(2)の作業内容】
バックパネルをケースに嵌める

0分38秒くらい
ケースにマザーボードを乗せる
マザーボードをネジで止める

5分00秒くらい
CPUクーラーの取り付け準備(組み立て)


動画URL https://youtu.be/fhGU6uknrOk
【動画(3)の作業内容】
CPUにグリスを塗る

2分50秒くらい
CPUにクーラーを載せるつもりだったが、一度マザーボードを外してやり直すことに。
※M/Bを載せてしまうと、クーラーが刺さっているか見ることができないのと、ピンをはめるときに窮屈でやりにくいので。


動画URL https://youtu.be/zOQV4zC7qWk
【動画(4)の作業内容】
一度つけたマザーボードを取りだして、CPUクーラーを取り付ける

1分25秒くらい
マザーボードを引っくり返して、ピンが刺さっているか確認する

3分15秒くらい
ついでに、メモリも挿す
※CPUクーラーが大きく、メモリを挿す場所の真上まで覆いかぶさっているので挿しにくかった。最初にメモリをさして置いた方が良かったかも。


動画URL https://youtu.be/LgK5rcXge-4
【動画(5)の作業内容】
マザーボード(クーラーとメモリを設置済み)をケースに載せ、ネジ止めする

3分57秒くらい
CPUクーラーファンケーブルを挿す

8分30秒くらい
ケースファンケーブルを挿す

9分30秒くらい
補助電源ケーブルを挿す

10分40秒くらい
オーディオケーブルが届かなくて戸惑う


緑色の囲みが補助電源ケーブルを挿すところ。補助電源は8ピンのケーブルです。
赤色の囲みが電源ケーブルを挿すところ。電源ケーブルは硬いのでしっかり押し込みます。
ピンク色の印は、ファンケーブルを挿すところ。PWR_FAN、CPU_FAN、CHA_FANとあるので基本はそれにしたがって挿して下さい。でも、ケーブルを整理するのに挿しやすい・まとめやすいところに挿しても構いません。


動画URL https://youtu.be/e8KXpRfetTc
【動画(6)の作業内容】
ケースファンケーブルの余りを束ねてから挿す

2分30秒くらい
USBケーブルを挿す

4分30秒くらい
フロントパネルのLEDケーブル類を挿す

9分20秒くらい
ケース裏のブラケット部分の金具を外す

11分00秒くらい
電源ケーブルを挿す

12分5秒くらい
グラボが大きいのでケースに入るようブラケットを外す
グラボをマザボに挿す
※ロープロファイルのブラケットがない為グラボがぐらついてしまい、結局ロープロファイルのグラボを新しく買い直しました(動画8で新しいグラボを挿します)

16分00秒くらい
HDDにSATAケーブルをつなげて、SATA1に挿す
※HDDはデータ用なのでSATA1にします


緑色の囲みがオーディオケーブルを挿すところ。
今回、ケースについていたオーディオケーブルが短すぎて挿せませんでしたが、音源はバックパネルから直接ケーブルを挿して対応することにしました(フロントパネルからは取れない)。
赤色の囲みがUSBケーブルを挿すところ。
水色の囲みがフロントパネルのLEDケーブルを挿すところ。1ピンずつ挿すため、非常に細かく、位置的にも見にくいので、あたかじめアップにした写真を撮っておくといいです。
ピンク色の印はSATAケーブルを挿すところ。0に起動ディスク、1以降にデータディスクを挿すのがおススメです。


PWRBTN 電源ボタン
PLED 電源LEDライト
HDLED ハードディスクドライブのLEDライト
RESET リセットボタン
ケーブルに書かれた名前と合わせて差し込みます。▲がついてる方がプラス(+)です。
▲印のないケーブルもあります。ケーブルによって白がマイナス(-)とかありますが、購入時の説明書などで確認して下さい。


動画URL https://youtu.be/-rlIjDUGg4c
【動画(7)の作業内容】
SSDをマウンターにはめる
マウンターに載せたSSDをケース付属のレールに取り付けて設置する
レール用の針金が何度も外れて悪戦苦闘。

11分00秒くらい
SSDにSATAケーブルをつなげて、SATA0に挿す
※SSDは起動ディスクなのでSATA0に挿します


動画URL https://youtu.be/Ng5Y4xTNXYs
【動画(8)の作業内容】
新しく買ってきたロープロファイルのグラボを挿す。
元から刺さってるブラケットがフルサイズなので、まずはロープロファイルの方に交換する

▼ロープロファイル有りのグラボ
玄人志向 ビデオカードGEFORCE GT 710搭載 ロープロファイル 空冷FAN GF-GT710-E1GB/LP

ロープロファイル 空冷FAN GF-GT710-E1GBです。
※ロープロファイルありで、補助電源のないタイプの安いグラボを探して、パソコン工房秋葉原BUY MOREにて3,780円(税込)で購入しました。

5分過ぎ
ブラケットの表と裏を間違えてしまい、やり直し。

5分48秒くらい
グラボをマザボに挿す
ブラケットをケースにネジ止めする

9分35秒くらい
ケーブル類をどうまとめるか思案中
(ケース内で邪魔にならないよう)

16分30秒くらい
SSDとHDDの電源ケーブルをそれぞれ挿すのではなく、1本でまとめ直す
=挿すところが2箇所ある方の電源ケーブルに換える

19分くらい
使わないケーブルをまとめて結束バンドで縛る
(ケース内のケーブルを整理して、中の換気を少しでも良くする)

以上で、スリムATXケースへのパソコン入れ替え組み立て作業は終了です。
ATXのマザーボードでも、こんなにスリムで小さいケースに収まるとは感激です。
おかげで部屋が少し広く感じます!

デスクトップPCの組み立てに役立つ道具

今回、自作パソコン組み立てに使った道具

※ 使い回しのパーツを掃除するのに使う

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。