CPUクーラーのファンだけ換装してELITE361に自作パソコンを入れ替える

パソコン自作に興味ある人、省スペースなスリム型PCケースに興味ある人向けの内容です。

パソコン周りの省スペース化がブームです(ワタシ的に)。
先日ツクモを見ていたら、CoolerMasterのATX対応PCのケース「Elite361」が小さい上に安かった。
368mm x 464mm x 150mmのスリムケースです。

▼CoolerMasterのスリムATXケースElite 361


家でAmazonを見てみるとツクモの方が安い!

Amazon:7,949円+関東への配送料無料
Tsukumo:5,980円+消費税=6,458円
これは、お買い得♪

というわけで。
いまGIGABYTEの大きなPCのケースに入れてあるパソコン一式を入れ替えすることにしました。

ただし、問題もあります。
それはCPUクーラーの高さです。

Eliteの幅はわずかに15cm。
残念ながら、ギリギリ入りそうにありません。

すると、夫がナイスアイデアを思いつきました。
今のCPUクーラーはサイドフロータイプなのですが、まずはそれをトップフロータイプに変える。
更に、上部のファンだけを薄型のものに変えれば、幅15cmのElite361に収まるのでは…?

▼サイドフローとトップフロー
《左》今使ってるサイズの虎徹
《右》トップフローのサイズのKABUTO

Elite361に入るCPUクーラーは12.2cmまでとありました。
交換するCPUクーラーの高さは13.2cmです。
ファンの厚みが半分にでもなれば、ギリギリ行けそう?
失敗しても1,000円程度のファンだし、何なら他の機会に使える!

というわけで。
早速、薄型のファンを購入、Elite361で組み立てすることにしました。

▼Elite361と前のPCケース大きさ比較

Elite361と前のPCケース比較(上から)Elite361と前のPCケース比較(前から)

《左》上から見た感じ。上がElite361
《右》後ろから見たところ。左がElite361

▼薄型のファン
AINEX Slimfan PWM対応 [ 120mm角 ] AK-FN078A

これもツクモで購入。
12cm型の薄型ファンで一番安いのを選びました。
1,050円+消費税=1,134円です。

クーラーのファンを換装してパソコン入れ替え作業《動画》

大きなPCケース(GUGABYTE CHASSIS)から、スリムなケース(CoolerMaster ELITE361)に自作パソコンの入れ替えをします。

▼Elite361の中

入れ替えで問題となるCPUクーラーの高さを低くするために、サイドフローからトップフローのCPUクーラーにして、更に上部のファンを薄型のものに取り替えます。

✪ 動画の作業内容
(0分0秒)スペーサーをつける
底(側面)にマザーボードの規格ごとでスペーサーをはめる位置が書いてあるので、その通りに
(1分00秒)電源の向きを合わせてケースに入れ、フロント側からネジ止めをする
(途中でケースを立ててるため動画が見えなくなっているところがあります)
(2分49秒)バックパネルをケースにはめる
(3分20秒)元のCPUクーラーでELITE361に収まるか、試しに入れてみる⇒ダメでした
(3分30秒)マザーボードについてるCPUクーラーを外す
(4分0秒)グリスを拭き取る
(4分30秒)交換用CPUクーラーからファン部分を外す
(4分40秒)交換用CPUクーラーに新しいファンを載せる
(6分9秒)グリスを塗り直す
(6分37秒)CPUクーラーをマザーボードに載せる
プッシュピンの先端が開き気味なので、揃えながら穴に差し込んでいきます。
(8分2秒)CPUクーラーがケース内に収まるか確認⇒ギリギリ入りそうなので、組み立て作業を続行
(8分40秒)マザーボードをネジ止めして、ケースに固定する
(9分50秒)ケースファンのケーブルを挿す
(10分25秒)CPUクーラーのファンケーブルを挿す
(10分51秒)オーディオケーブルを挿す
(11分21秒)USB3.0(20ピン)ケーブルを挿す
(11分50秒)フロントパネルのLEDケーブルを挿す

マザーボードの写真を撮っておき、それを見ながら挿してます
(+)と(-)があるので、ケーブルの▲印を確認しながら挿します
(12分40秒)グラボを挿す位置を確認して、スロットカバー(金具)を外す
(13分0秒)グラボを挿して、ブラケットのネジを止める
(13分25秒)補助電源ケーブルを挿す
使わない補助電源ケーブルを束ねて、空いてるところへしまいます
(13分53秒)電源ケーブルを挿す
(14分20秒)SSDを入れる
シャドウベイにはめるのに、まずは2.5→3.5インチに変換するマウンタにSSDを入れます。
左右/内外が分からず、悪戦苦闘…
シャドウベイのレバーを両側開けようと反対側の側面のフタも開けるので、途中で画面が見えなくなります。
左右/内外を間違えて、マウンタを付け直し…
18分48秒辺りでようやくシャドウベイにSSDを収納できます。
反対側のフタを閉じて作業を再開します。
(19分37秒)SATAケーブルとHDD/SSDコネクタをSATAとマザボードにつなげる
(20分4秒)各種ケーブルやコネクタを束ねて、ケース内を整理する

動画URL《4倍速》 https://youtu.be/MgfJUa6yCwc

目論見通りにというか、何とかギリギリでCPUクーラーがElite361内に収まりました。
起動後もファンとケースの接触もなく、ちゃんと動いてます。

ここのところ、すっかり省スペースなPCケースにはまっています。
最近のブログ記事を見てもスリムケース関連ばかりですね。

SARA4【ATX】→私のPC
舞黒透【Micro-ATX】→夫のメインPC
ELITE361【ATX】→夫のサブPC

CoolerMasterのPCケースだけあって、Elite361は組み立てやすさが段違いです。
作業も快適でした。
ただし、価格はSARA4や舞黒透のおよそ2倍。

とにかく小さく・薄くするならサイズのSARA4、ケーブルを背面に回して整理するならSAMA 舞黒透、組み立てやすさや作業効率重視ならCoolerMaster ELITE361という感じでしょうか。

パソコン周りの省スペースに興味のある人は、スリムなPCケースへの入れ替えがおススメです♪

デスクトップPCの組み立てに役立つ道具

自作デスクトップパソコンの分解・パーツ交換・組み立てに使える道具を紹介します。

※ 使い回しのパーツを掃除するのに使う

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。