Ryzen7 1700の組み立て〜CPU、マザーボード、メモリでテスト編《動画》

Ryzen7 1700のパソコンを作りました。
夫の新しいデスクトップPCを何で作ろうか悩んだ末、CPUのコア数や価格などコスパの良さからRyzen7 1700に決めました。

Ryzen7 1700で自作パソコン

できれば中古で買いたかったのですが、2月に入ってRyzen7 1700の人気が急上昇したようで中古のCPUは見つかりませんでした。
仕方なく、CPUだけ新品で買うことに。

夫の欲しかったマザーボードAB350M Pro4と新品Ryzen7 1700のセット購入で2,000円引きになり、新品購入なら秋葉原で最安のパソコン工房BUYMORE秋葉原で買うつもりでした。
が、2月末になってソフマップでRyzen7 1700の新品が4,000円以上も値下がりしていたのでソフマップで購入しました。
31,765円 (税抜)、税込みで34,306円でした。

結局、マザーボードとメモリもソフマップの中古で買い揃えました。
メモリは同じメーカーで揃わず、2種類32GBずつ購入。

ryzen7-1700自作用に買ったもの

CPU 新品 Ryzen7 1700 税込 34,306円
マザーボード 中古 B350M MORTAR 税込 7,358円
メモリ 64GB 中古 DDR4 19200 32GB*2 税込 33,458円*2
合計 108,580円

先日、私のパソコンの電源を入れ替える時に「SST-ST75F-GS」を2つ買っておいたので、電源はそれを使います。
グラボも買ってあったRADEONの「RX550 2GBD5-DHV2/OC」で十分です。
とりあえず、これでRyzen7 1700が上手く動くかテストできます!
無事に動くことを確認したら、PCケースに入れて組み立てます。

初めてのAMDです。
夫の下調べによると、Ryzen7 1700はメモリの相性が顕著らしいです。
メモリが合わないと最悪マザーボードがダメになるケースもあるとか何とか。
しょぼいメモリな上にメーカー違いのため、メモリは新品で買った方が良かったかな、せめて相性保障をつけるべきだったなどと夫は悩んでました。

Ryzen7 1700の自作パソコンを組み立てる《動画》

では、Ryzen7 1700のパソコン自作の過程をタイムプラス(2倍速)動画で紹介します。

✪ 作業内容の解説
(0分0秒)CPUの向きを確認して、マザーボードに載せる
(1分48秒)CPUクーラーのネジ位置を合わせてマザーボードに載せる
CPUクーラー側にグリス塗布済みなので塗らなくてOK
途中、CPUクーラーの側面の出っ張りに気づきはがすと、CPUのLED接続ケーブルの差込口がありました。
クーラーはプッシュピンではなく、ネジ止め式なので差し込む前にネジを外してから載せます。
CPUを固定するだけあって、ネジは固いです。
1カ所を押し込むと反対側が浮くので、しっかり抑えながらネジを入れる必要があります。
マザーボードの裏から抑え、何度も閉めたり緩めたりを繰り返してやっと固定できました。
1本目は少しだけ回し入れ軽くはまったら、後ろから押さえつけながら反対側のネジを回す感じにするといいです。
(7分38秒)CPUファンケーブルをマザーボードに挿す
CPUのファンケーブルとLEDケーブルを間違えて挿し直したりしています。
(8分15秒)CPUのLEDライトケーブルは向きを確認してマザーボードのJLED1に挿します
(9分30秒)メモリを挿す

動画URL https://youtu.be/J3mXgiA44Lw

CPUのLEDケーブルがついててビックリです。光ります(笑)
それとフロントパネルのコネクタ類はマザーボード上に詳細がなく、JFP1とだけしか書いてないので、説明書(下の画像)を見ないと挿せませんでした。

B350M MORTARのフロントパネルコネクタ説明書

この後…グラボを載せて、電源ケーブル、補助電源ケーブル、フロントパネルのLEDケーブル類、CentOSのインストールCDが入ったSSDをつなげてテストしました。


上の画像は、実際にテストした時のものです。
そして、肝心の動作テストは…

Ryzen7 1700の起動が遅くなるケース

結論から言うと、何の問題もなく動きました。

…が!
問題なく動いてると分かるまでに、何度も組み直しました。
というのも、マザーボードがB350M MORTARでRyze7 1700を乗せると、起動にとても時間がかかることがあるようなんです。

動画URL https://youtu.be/aRGfrMuoLU4

動画を見ると分かるように、起動までに1分も時間がかかっています。

メモリの相性問題が頭にあったこともあり、途中で失敗したと思い込み電源を切っていました。
マザーボード上のEZ Debug LEDの表示がCPUとDRAMを行ったり来たりするので、やっぱりメモリの相性問題が出たかとか、CPUがちゃんと乗ってないのではとか悩みました。
CPUを外して向きを確認したけど、正しく乗っていました。

更にメモリを2枚にしてみたり、1枚だけにして場所を変えたり。
どうにも原因が分からずEZ Debug LEDを眺めていたら、57秒も経過したところでライトがVGA→BOOTと移動しました。
それで起動画面が表示され、単に起動に時間がかかっていただけだと分かりました。

2時間以上も時間をムダにしました。
Ryzen7 1700とB350 MORTARのセットでパソコンを自作するなら、起動に時間がかかることもあると知っておいた方がいいかも?


8コア16スレッドの確認ができたので、いよいよPCをケースで組み立てます。

デスクトップPCの組み立てに役立つ道具

自作デスクトップパソコンの分解・パーツ交換・組み立てに使える道具を紹介します。

※ 使い回しのパーツを掃除するのに使う

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。