初めてのHackintosh(ウニビースト)を最安自作PCで実現する(6)PCクーラーがおさまるケースで組み立て直し

2017-03-06

  • 今のMACだとメモリが足りない
  • メモリが多いMACだと高くて買えない
  • メモリをたっぷり載せたMACを自作PCで動かしたい
  • 中古パーツを集めた自作PCでMACを使ってみたい
  • 低予算の自作PCでMACが動いたらいいな

などなど…MACファンもそうでない人も、一度は挑戦したいHackintosh。

今回は、メモリ64GBのHackintoshをとにかく安く作るのが目的です。
使い回しのパーツや中古のパーツで自作PCを作り、そこにHackintoshを入れて動かしてみます。

Hackintosh用パソコンの組み立て前編で自宅にあったPCケースで組み立て始めたところ、クーラーが大きすぎてケースからはみ出ることが判明。

改めて、別のPCケースで組み立て直すことにしました。
夫がメインPCとして使っていたケースがちょうど良さそうなので、それを使います。
GIGABYTEのCHASSISというミドルタワー型ケースです。

組み立て直したHackintoshが夫の新しいメインPCになります。
グラボを抜いた旧メインPCの中身は、当初Hackintoshを入れる予定だったアクリルのPCケースへ移してUbuntuを入れることにします。

Hackintosh用のパソコン自作に使う道具類

HackintoshPCを自作するのに役立つのは以下の道具です。

※ 使い回しのパーツを掃除するのに使う

PCクーラーがおさまるケースで組み立て直し

Hackintoshをインストール済みのPCですが、ケースからPCクーラーがはみ出てしまうため、別のケースに入れ替えします。

最初は電源にリモコンを使うつもりでしたが、今回のケースでは普通にフロントパネルを使います
それ以外のPCパーツの組み立て作業自体は、Hackintosh用パソコンの組み立て後編と同じです。


動画URL⇒ https://youtu.be/mgyOPH33dLk

以下、Hackintosh(UniBeast)の自作PCを組み立てる手順と動画の該当箇所です。

  1. (0分00秒〜)PCケースにバックパネルをはめる
  2. (1分35秒〜)電源をケースに入れネジ止めする
  3. (5分21秒〜)マザーボードをケースに入れて、ネジ止めする
  4. (13分18秒〜)ケースファンのケーブルをマザーボードにつなぐ
  5. (13分30秒〜)電源ケーブルをマザーボードにつなぐ
  6. (15分56秒〜)AUDIOケーブルとUSBケーブルをマザーボードにつなぐ
  7. (18分08秒〜)フロントパネル用のケーブルをつなぐ
  8. (22分49秒〜)補助電源ケーブルをマザーボードにつなぐ
  9. (24分24秒〜)電源とSSDをつないで、SSDにつないだSATAケーブルをマザーボードに挿す
  10. (27分51秒〜)グラボをマザーボードのPCI-Eに挿して、ネジで固定する
  11. (28分35秒〜)無線LANアダプターをマザボに挿して、ネジで固定したら、アンテナを付ける
  12. (31分15秒〜)SATAケーブルをもう一本マザーボードに挿しておく(HDDを後で付ける)

動画ではケースファンのケーブルを1本しか挿してないと思います。
忘れてました…

もう1本はcha_fan2につなぎました。

▼GA-Z170X-UD3上のsys_fan2の場所
GA-Z170X-UD3のケースファンケーブル2本目を接続する場所
フロントパネルのケーブル類をつなげた直ぐ隣り(ピンク色の印)です。

[colored_box color="light‐gray" corner="r"]ひとつひとつの作業の合間が長いのがお分かり頂けたでしょうか。

よく考えたら、デスクトップPCを自作するのはこれが初めてでした。
最初の時は隣りに夫がいて、分からないことなど教えてもらってました(動画の途中でも3本目の手が入っています)。

ノートパソコンの分解をしてるし、デスクトップPCも開けて掃除するくらいはしていたので、自作未経験ということを忘れて気軽に作業を始めてました。
でも、何とかなったので良かったです(笑)
[/colored_box]

次回は、GTX960を抜いた夫の旧メインPCの中身を、当初Hackintoshを入れる予定だったアクリルのPCケースへ組み立て直す作業をします。

初めてのHackintosh(ウニビースト)を最安自作PCで実現するのその他の記事

(1)パーツ選びと購入編
(2)Hackintosh用パソコンの組み立て前編〜マザーボードにCPU・クーラー・メモリを取付け
(3)Hackintosh用パソコンの組み立て後編〜PCケースに各パーツをつなげる
(4)ウニビーストのインストールUSB作成編
(5)NvidiaのWebドライバーを認識しない問題を解決する
(6)PCクーラーがおさまるケースで組み立て直し
(7)残ったPCパーツでもう一台デスクトップPCを組み立てる

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。