Linuxパソコン上でCloudreadyのインストールUSBを作って古いノートパソコンをChromeBook化してみよう
【2021/9/2 追記あり】
前回、versapro VK19sgを分解、ニコイチしたノートパソコンにCloudreadyをインストールしました。
今回は、Cloudreadyでメモリの少ないノートパソコンや少し前の古いノートパソコンをChromeBook化する手順を紹介します。
Linuxパソコン上でCloudreadyのインストールUSBを作る手順、それからCloudreadyのインストール手順を画像つきで載せます。
※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。
Linuxパソコン上でCloudreadyのインストールUSBを作る手順
cloudreadyのダウンロードページの「Create USB installer manually」からデータを手持ちのLinuxパソコンにダウンロードしておきます。
ダウンロードしたファイルは、unzipコマンドで解凍します。
【2021/9/2 追記】右クリックでの解凍はうまく行かないと思います。
前回は「Download the USB Maker」でしたが、Linuxの場合は「Create USB installer manually」をDLします。
8GB以上のUSBメモリを用意します。
新品でない場合は、メモリを初期化します。
LinuxにはGpartedというソフトがあり、カンタンにUSBを初期化できます。
▼DDコマンドでDLしたCloudreadyをUSBにコピーする
cdコマンドでCloudreadyをDLしたフォルダに移動します。
上図の場合だと、ダウンロードフォルダへ移動しています。
それから、DDコマンドでCloudreadyをUSBにコピーします。
【2021/9/2 追記】ドラッグ&ドロップでのコピーはうまくいかないと思います。
$ sudo dd if=cloudready-free-92.3.4-64bit.bin of=/dev/sba bs=4M
cloudready-free-92.3.4-64bit.binがダウンロードしたファイル名です。
/dev/sba の最後の部分は、自分のパソコンでUSBで確認して下さい。
先ほどのGpartedでも確認することができます。
もしくは、ターミナル上で「fdisk -l」とやっても調べることができます。
DDコマンドでCloudreadyのコピーができたら準備完了です。
USBをアンマウントして取り出します。
Cloudreadyのインストール手順
CloudreadyをインストールしたいノートパソコンのBIOS画面で起動順序を設定します。
VersaPro VK19SGなら起動してNECのロゴが出てる間にF2ボタンを押します。
起動時に押すボタンはメーカーによって違うので調べて下さい。
左右ボタンでBOOTへ移動したら、1st BootをUSBに変えて、Save changes and resetして下さい。
先ほど作ったCloudreadyインストールUSBをノートパソコンに挿して、電源を入れます。
※ 以下の画像は、スマホでモニタ写真を撮ったときのモアレ(干渉縞)を解消するために斜めに撮影してから、画像の向きを変換しているので、角が切れています。
Cloudreadyが起動します。
左下のGetStartを押す前に、赤線のEnglishをクリックすると言語選択(とキーボード選択)ができます。
接続するネット回線を選択します。
選択したWi-Fiのパスワードを入力して、接続します。
選択したWi-Fiが一番上に表示されます。
利用規約を確認したら、同意して続行します。
大人が自分で利用する場合、そのまま次へを押します。
Googleのメールアドレスを入力します。
Gmailのパスワードを入力して、次へ進みます。
Googleアカウントにログインできました。
Chromeとの同期に同意して続行します。
Cloudreadyの準備完了です。
続けるを押します。
Gmailのパスワードを入力してEnterを押すとChromeBookとして使えます。
このままだとUSBを挿して起動したときだけしか使えません。
毎回、言語やキーボード、Wi-Fi選択し直すのは面倒ですので、ノートパソコン内のHDD(今回はSSD)にインストールします。
上図は、モニター右下にあるメニュー画面です。
赤い○印の「Install OS」をクリックして、インストールを開始します。
画面中央にCloudaready Installerが出てきます。
「INSTALL CLOUDREADY…」をクリックします。
インストールするとHDD(今回はSSD)の中身が消去されます。
バックアップ取るなり何なりしろということですね。
いったんインストールを始めるとキャンセルできません。
準備できたら「ERASE HARD DRIVE & INSTALL CLOUDREADY」をクリックします。
▼ClouReady Installation in Progress
20分以内にインストールが完了して、自動でシャットダウンします。
(進捗バーみたいなのは当てになりません)
インストールが終われば、もうUSBは必要ありません。
CloudReadyがインストールされたノートパソコンは、ChromeBookのように使うことができます。
VersaPro VK19SGのようにメモリが少ないのに増やせないノートパソコン、スペックが低いノートパソコン、まだ使えるけどちょっと古いノートパソコンなどは、CloudreadyをインストールするとChromeBook化すればまだまだ現役で使えます!
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