iPhone10の割れた液晶パネル画面を交換する（LCD）
外でスマホを落としたら割れてしまいました。
▼割れた液晶パネル
液晶画面を買ったので、自分で分解してフロントパネルを付け替えます。
iPhoneⅩの液晶画面を購入
最近はスマホやPCパーツをAliExpressで購入しています。
今回もまずAliからiPhoneⅩの液晶パネルを探しました。
見つかるには見つかったのですが、発送までに時間がかかりすぎるので、今回はアマゾンで買いました。
価格は1,000円くらいしか変わりませんでした。
iPhone X 液晶パネル（LCD）
私はタイムセールで3,980円で買えましたが、ふだんは5,380円のようです。
⇨ AmazonでiPhone X 液晶パネルを探す
だいたい簡単なツールがセットになっています。
Apple iPhoneⅩを分解する手順
『iFixit〜iPhone X スクリーンの交換』を見ながら分解して、液晶パネルを交換しました。
作業前にスマホの電源を切って、SIMカードを抜きます。
▼下部あるネジを外す
充電ケーブル差込口の両サイドにあるネジを2本外します。
8mmトルクスドライバーを使います。
※私のスマホにはストラップ取り付け用パーツが着いてますが、ネジ部分は同じです。
▼iOpenerで裏側のパネルを温める
iOpenerで四辺をくまなく温めます。
液晶パネルに吸盤を貼ります。
充電ケーブル差込口付近から開けるのが推奨です。
画面下部ギリギリに吸盤を貼りましょう。
吸盤を上へ引っ張りながら、液晶パネルと本体の間にすき間を作ります。
すき間ができたら、三角ピックを差し込みます。
スマホの液晶パネル交換ではだいたい毎回書いてると思いますが、一番苦労するのがこのすき間を作る作業です。
今回もまたフロントパネル（液晶画面）を開けるまでに非常に苦労しました。
どれくらい大変だったかと言うと、丸1時間かけてもすき間ができませんでした。
三角ピックは諦めて、ふだん精密作業に愛用しているピンセットの先端を強引に差し込んで無理やりすき間をこじ開けました。
お気に入りのピンセットの先端がひん曲がりましたが、おかげで何とかすき間ができ、三角ピックを差し込むことができました。
あまりに固いので、このiPhoneⅩを分解するのははじめてだと思ってましたが、1年前にバッテリー交換で分解していました。
※ iPhoneⅩのバッテリー交換
▼三角ピックで側面を360度開けていく
最初のすき間は三角ピックやオープニングツールなどで確保しておきます。
すき間を起点にして三角ピックを水平方向へスライドするように動かして、すき間を広げていきます。
三角ピックはあまり深く差し込まないようにします。
360度三角ピックをスライドさせて、音量ボタンの方から液晶パネルを開けます。
▼iPhoneⅩのフロントパネルを開けたところ
写真のようにまだ接続されてるケーブルが2箇所あります。
いきなり全開するとケーブル切断の恐れがあるので注意しましょう。
フタを立てた状態で、ケーブルを外す作業をします。
私は後ろにiOpennerを置いてます。
▼内部のネジを5箇所外す
黃緑色のケーブルを外すための作業に入ります。
まずはブラケット上のネジを5箇所外します。
長さが少しずつ違うので、ネジは後で分かりやすいように置いておきます。
▼ブラケットを外す
ブラケットを外します。
▼ケーブルを外す
赤い印のケーブルを外します。
▼長いケーブルを外す
フロントパネルとつながっている長いケーブルを外すことができます。
これで液晶パネルと本体を切り離すことができます。
▼液晶パネル部分
ここからは液晶パネル部分の作業になります。
本体から離した液晶パネルからスピーカーなどのパーツを外します。
▼液晶パネル裏のネジを外す
黃緑色のところはネジの下に、金属パーツがあります。
ネジと一緒に保存しておきます。
赤い印のネジを外したら、黃緑色のネジ穴部分をスパッジャーなどで軽く持ち上げます。
手前側にひっくり返すようにします。
▼フロントパネル上部を温める
スピーカー周りは粘着してるので温めると外しやすくなります。
▼マイクを外す
赤い印を持ち上げて外します。
▼環境光センサーを外す
赤い印の光ってるパーツをピンセットで持ち上げます。
▼必要なパーツが取れました
液晶パネルから再利用するパーツが取れました。
▼液晶パネルの交換
左が新しく購入した液晶パネルです。
まだ、青いフィルムが貼ってあります。
右が壊してしまった液晶パネルです。
長らくスマホを使っていますが、液晶を割ったのは今回がはじめてです。
新しい液晶に交換したら、分解した過程を逆にたどって元に戻します。
▼新しい液晶パネルに交換しました
これで画面をさわっても安心です。
Appleスマホ「iPhoneⅩ」を分解するのに使った工具
iPhone X 液晶パネル（LCD）
iFixit iOpener ipad オープナーキット
iOpener、三角ピック、スパッジャー、オープニングツール、吸盤が入ってます。
ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介
ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。
《左上から時計回りに》
- 赤ちゃん綿棒
- ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
- エアダスター
- これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
- すきまノズル
- これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
- プラスチックのヘラ
- ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
- 金属のヘラ（スパッジャー）
- 金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
- VESSELのドライバー（+00）
- ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
- VESSELのボールグリップドライバー（+1）
- 写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
- 精密ピンセット TS-15
- ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
- ピックアップツール（マグネット）
- ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず（写真はiFixitに入っていたツール）
- ラジオペンチ
- 写真のラジオペンチ（プライヤー）は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。
あると便利なもの。
《左上から時計回りに》
- クリーナー
- 内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
- 三角のヘラ
- iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます（細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける）。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
- ネジすべり止め液
- ノートパソコンのネジは小さい（細い）のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
- iOpener
- ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。
※iFixitを買おうか悩んだら？ セットのツールがすべて（自分にとって）使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》