自作キーボード「Keyball61」の組み立て

2022-11-12

自作キーボード『Keyball61』を組み立てました。

夫は「7mm オプティカルトラックボールモジュール1u タイプ」が生産されなくなる?とか言う噂を耳にして、小さなコロコロから大きなボールにシフトチェンジすることに決めたようです。

自作キーボード『Keyball61』のために購入したもの

Keyball61組み立てキット
遊舎工房にて購入。ただし、すでに完売。
白銀ラボでも売り切れのようです。

Pro Micro Type-C版*2個(2,200*2=4,400円)
CherryMX互換キースイッチ*61個(AliExpressで110個まとめ買い2,943円)
ロープロファイルキースイッチ(99*5=495円)
直径34mmトラックボール
※夫が購入したのは金色のトラックボール(1,399)赤いトラックボール(992)で2,391円
TRS 3極 ケーブルは自宅にあるもので
USB Type C ケーブル(1,590円)
※ProMicroがTypeCなので、USBケーブルもTypeC用です

キーキャップは自宅に買い置きしてあるもの

自作キーボード『Keyball61』の組み立て手順

Build Guide for Keyball61』に従って組み立てします。

Keyball61のビルドガイドは、かなり親切です。
間違いやすい箇所があらかじめ大きめの写真で説明してあり、初心者にも分かりやすい書き方です。

1) ダイオードのはんだ付け

▼ダイオードのはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜ダイオードのはんだ付け

※ダイオードのはんだ付け箇所は数が多いので、はんだ忘れがないよう青いマジックで印を付けています。

2) キーソケットのはんだ付け

▼キーソケットのはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜キーソケットのはんだ付け

3) ジャンパのはんだ付け

▼ジャンパのはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜ジャンパのはんだ付け

ビルドガイドで「竹槍の先端のような形状のもの」がおススメしてあったので、久々にこて先 2C型を使いました。
最近はこて先 1.6D型ばかり使ってたので少し勝手が違う部分もありました。
とくに、ジャンパのはんだ付けがやりにくかったかな?

4) TRRSソケット・タクトスイッチ・4連ピンソケットのはんだ付け

▼TRRSソケット・タクトスイッチ・4連ピンソケットのはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜TRRSソケット・タクトスイッチ・4連ピンソケットのはんだ付け

▼裏から見たところ
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜TRRSソケット・タクトスイッチ・4連ピンソケットのはんだ付けを裏から見たところ

5) ProMicroのはんだ付け

▼ProMicroのはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜ProMicroのはんだ付け

▼裏から見たところ
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜ProMicroのはんだ付けを裏から見たところ

6) ProMicroの書き込みと動作確認

7) トラックボール読み取り基板の組み立て
はんだ付け済のボール基板だったので、省略します

8) L字コンスルーのはんだ付け

▼L字コンスルーのはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜L字コンスルーのはんだ付け

9) 左手側の左右判定ジャンパーをはんだ付け

▼左手側の左右判定ジャンパーをはんだ付け
自作キーボード「Keyball61」の組み立て手順〜左手側の左右判定ジャンパーをはんだ付け

あとはプレートを組み立てれば完了です。

今回の組み立て手順の説明が手抜きっぽいですが、Keyball61のビルドガイドが本当に丁寧で分かりやすいので、ぜひそちらを見て下さい。
写真も込みで、これまで組み立てた自作キーボードの中で一番分かりやすかったのでは?と思うくらいです。

大きなトラックボールが気になった人は、ぜひ作って見て下さい♪

自作キーボード『Keyball61』の組み立てで使った道具

Keyball61の組み立てに使った道具を紹介しておきます。

マスキングテープ
フラックス
こて先ポリッシャー
ハンダ吸い取り線
ニッパー(先細)
はんだごて
こて台
ドライバー
逆作用ピンセット
ピンセット
はんだ
こて先 2C型 T18-C2
カッターマット

ダイオードのはんだ付けではいつも逆作用ピンセットを使っているのですが、Keyball61ではダイオードが2つセットで隣り合って窮屈に配置されています。
なので、逆作業ピンセットの先端がギリギリ入るかなという感じです。
通常の先の尖ったピンセットなら問題ないですが、逆作用ピンセットを使う場合は少し斜めらせるか、先端だけをつまむようにして持つといいです。
それでもダイオードが少し斜めったりしますが、後から修正すれば問題ないです。

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。