今回は、大きめのノートパソコンHPのProBook470(G3)でメモリを16GBに増設、HDDをSSDに交換するやり方を紹介します。
ノートパソコンと言いながらほぼ据え置きになってそうな大きめのタイプですね。
この手のノートパソコンはメモリ増設とSSD換装だけは簡単にできることが多いです。
ノートパソコンを分解したことのない人でも、裏のフタを開けるだけで簡単にできます。
※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。
HPのノートパソコンProBook470の裏を開ける
まずはノートパソコンを裏返します。
ノートパソコンは分解前に、必ずバッテリを外して下さい。
メモリ増設とSSD交換だけでもバッテリーを外して下さい。
▼ProBook470(G3)を裏返したところ
上部がバッテリーです。
両側の緑色の印のパーツをスライドさせて、バッテリーを外します。
メモリやHDD(SSD)を交換するには下側のフタを開けます。
赤い○のネジを開けて、手前に起こすようにして開けます。
(最下部に爪が4箇所ある)
▼Probook470のの裏ブタを開けたところ
左側の2箇所(青いところ)がメモリ設置場所です。
右側がHDD、もしくはSSDの設置場所です。
メモリ増設とHHDからSSDのへの換装は自分で行う人が多いので、1箇所にまとまっていて便利ですね!
HPのノートパソコンProBook470のメモリを増設する
メモリを16GBに増設する場合、8GBのメモリを2枚挿します。
▼Probook470のメモリ設置場所
両脇のバネスイッチ(赤い印)を押すとメモリが外れます。
メモリを挿す場合は、差込口に斜め(緑色の矢印方向)に差し込んでから地面側へ下ろします。
きちんとはまるとカチっと言います。
▼ノートパソコン用メモリの差込口
メモリを挿し込む際は、挿し込む側の割れ目位置を確認して、左右を確認します。
緑色の矢印が真ん中ではなく、ちょっとずれているので、それを差込口の割れ目に合わせます。
HPのノートパソコンProBook470に使えるメモリは、シリコンパワーやTranscendなどあります。
Amazonで探す場合は「ノートPC用メモリ ddr4 2133 2*8GB」などのワードで検索して下さい。
ただ検索結果には、デスクトップ用メモリや速度やメモリ容量違いのものがたくさん出てくるので、比較・選択するときに間違えないように注意が必要です。
HPのノートパソコンProBook470をSSDに換装する
HDDからSSDへの取り換えはおススメです。
圧倒的に起動などの速度が速くなり、快適になります。
HHDの交換では、4箇所のネジ(『Probook470のの裏ブタを開けたところ』の赤い印)を外します。
左の2本のネジは上に出ています。
右の2本のネジは下にあります。
▼Probook470のHDDのネジ
上の画像は右側のネジ2本の位置(赤い○)です。
手前はまだネジ止めされています。
奥のネジは外してあります。
▼Probook470でHDDを外したところ
上の写真は、HDDをを外したところです。
HDDスペースの上部に、外したHDDが置いてあります。
赤い印がHDD(SSD)の差込口部分です。
▼Probook470のHDD・SSD設置用パーツ
HDDは固定用パーツにネジ止めされています。
側面に2本ずつ、両サイドで計4本のネジがはまっています。
これを外して、SSDに交換します。
SSDをはめたらネジ止めしてノートパソコンに戻します。
▼Probook470のHDD・SSD差込口
上の写真は、HDD・SSD差込口のアップです。
向きを確認して、差し込みます。
フタを開けてネジを外してパーツを交換するだけですね!
初心者でもとても簡単にできると思います。
SSDは価格変動するので、オトクな時期に買っておくのがおススメです。
ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介
ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。
《左上から時計回りに》
- 赤ちゃん綿棒
- ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
- エアダスター
- これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
- すきまノズル
- これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。
以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
- プラスチックのヘラ
- ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
- 金属のヘラ(スパッジャー)
- 金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
- VESSELのドライバー(+00)
- ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
- VESSELのボールグリップドライバー(+1)
- 写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
- 精密ピンセット TS-15
- ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
- ピックアップツール(マグネット)
- ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
- ラジオペンチ
- 写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。
あると便利なもの。
《左上から時計回りに》
- クリーナー
- 内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
- 三角のヘラ
- iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。
iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
- ネジすべり止め液
- ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
- iOpener
- ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。
※
iFixitを買おうか悩んだら?
セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。
自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。
似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
- マグネットシート(水道屋のでもOK)
- ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
- ネジ入れに使う箱
- 同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。
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