ノートパソコン Let’sNOTE CF-S9の分解(図解)

《2017/04/21更新》最下部にCF-S10の分解動画を載せました。
(分解作業の課程は同じ)

Let’s Note S9の分解(基本)

Panasonicの人気ノートパソコン【Let’s NOTE】の分解手順です。

  • 元からあるメモリを取り替えたい時
  • ファンを掃除したい時

などトップカバーを外して、マザーボードを触れる状態まで分解する時の手順です。

※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。

▼レッツノート S9の裏面(底面)ねじ図解《底面図1》

レッツノート S9の裏面(底面)ねじ図解

まず、バッテリーを外します。

次に、PCカードスロットのふたを開け(《底面図1》の黄色い□)、中のケーブルを外しておきます。

▼PCカードスロットのふたを開けたところ【Let’s NOTE S9】

PCカードスロットのふたを開けたところ【Let’s NOTE S9】

緑で囲ってある黒い部分をヘラかピンセットなどで上へ持ち上げて、ケーブルを引き抜きます。

▼PCカードスロットのケーブルを外したところ【Let’s NOTE S9】

PCカードスロットのケーブルを外したところ【Let’s NOTE S9】

黒い部分のロックが外して、ケーブルを抜いたところです。
私は、ケーブルを外した後で、作業しやすいように、PCカードスロットのふたを閉めています。

両足のゴムとネジを外します。
(《底面図1》の青い○
この2箇所は、ねじ穴が大きいです。
ネジを開けると、ゴム足の部分がはずれます。

他のネジも開けていきます。

  • 《底面図1》の赤い○
  • 《底面図1》の緑色の○
  • 《底面図1》の水色の○

この3種類です。

赤い○印のネジは、キーボードにつながっているネジですごく堅いことがままあります。
なめらせないように注意しましょう。
夫はいつも「ネジは押す力が7、回す力が3」と言います。

▼底面のネジ3種類【Let’s NOTE S9】

底面のネジ3種類【Let’s NOTE S9】

後で元に戻す時に分からなくならないよう、磁石のシートなどに並べておくと便利です。
写真の磁石シートは、よくポストに入れられてる水道工事のやつです。

キーボードを剥がず前に、バッテリー下にあるシールと金具を外します。

▼キーボード裏のシールを剥がす【Let’s NOTE S9】

キーボード裏のシールを剥がす【Let’s NOTE S9】

防水シールはヘラなどを使うとキレイに剥がれます。
全部で3箇所あります。

▼キーボード裏の金具も外す【Let’s NOTE S9】

キーボード裏の金具も外す【Let’s NOTE S9】

シールの下にある金具をピンセットなどでずらして外します。
こちらも全部で3箇所です。

▼キーボードを剥がす【Let’s NOTE S9】

キーボードを剥がす【Let’s NOTE S9】

先ほど開けた裏面の穴から軽く押すようにすると、キーボードと本体が少し離れます。
そこからヘラを入れて、キーボードを剥がしていきます。

S9のキーボードは両面シールなどで強力に接着してあります。
接着箇所は、上図の通りです。
緑色の■オレンジの線の裏側には両面テープがあります。
特に、緑色の■裏のテープは厚さが約2mmほどあるので、少しずつ丁寧に剥がします。

キーボードは非常に柔らかいアルミ?みたいな底面なので、すぐ曲がってしまいます。
一度曲がりきると、元に戻すのが大変なので注意しましょう。

▼キーボードが剥がれたら【Let’s NOTE S9】

キーボードが剥がれたら【Let’s NOTE S9】

キーボードは、下部の中央の裏側でケーブルがつながっています。
ちょうどスペースキーの下辺りです。

緑色の枠で囲んでる部分のシールを剥がします。
水色の枠で囲んでる部分がケーブル)

※ヘラがなくてカッターで開けていますが、ヘラの方がキレイに剥がせます。

▼スピーカーケーブルを外す 【Let’s NOTE S9】

スピーカーケーブルを外す 【Let’s NOTE S9】

シールを剥がずと、穴の端っこにスピーカーケーブルのコネクタがあります。
上図のオレンジの線が差し込み口です。

▼キーボードケーブルを外す【Let’s NOTE S9】

キーボードケーブルを外す【Let’s NOTE S9】

平べったいのがキーボードケーブルです。
差し込み口の白い部分を黒いところから少し引くと、ケーブルが抜けます。

▼トップカバーを外します【Let’s NOTE S9】《トップカバー図》

トップカバーを外します【Let’s NOTE S9】

まずは、上辺の2箇所、黄色い○オレンジの○のネジを外します。
これは長さが違うので間違えないようにしましょう。

次に、キーボードを剥がした面の右側のネジ(ピンクの○)も外します。

▼右側面のゴムキャップをはずす【Let’s NOTE S9】

右側面のゴムキャップをはずす【Let’s NOTE S9】

《トップカバー図》の緑色の△の辺りにゴムキャップがあります。
ゴムのすき間に沿ってピンセットの先などを差し込むとポロリと外れます。

▼キャップ下のネジを外す【Let’s NOTE S9】

キャップ下のネジを外す【Let’s NOTE S9】

ゴムのキャップを外すと、中にネジがあります。
これも外します。
DVDドライブのカバーの軸になっている部分です。

▼DVDドライブのふたを開ける【Let’s NOTE S9】

DVDドライブのふたを開ける【Let’s NOTE S9】

《トップカバー図》下部の右側青い△の辺りにエマージェンシーホールがあります。
上図の緑色の線で囲っている部分です。

エマージェンシーホールは、電源OFF時にドライブのふたを開ける時使います。
右端が穴になっているので、ピンセットやクリップの先などを差し込み、左へスライドさせます。
すると、ドライブのふたが開きます。

▼ドライブの中のネジを外す【Let’s NOTE S9】

ドライブの中のネジを外す【Let’s NOTE S9】

DVDドライブの中のネジを外します。
オレンジの○青い○です。
他のネジは外さないように。

これでトップカバーが外せる状態になりました。
トップカバーを持ち上げ、軽く手前に引くような感じで開けて下さい。
ただし、まだこの状態では完全には離れません。

トップカバー下部の真ん中(タッチパッドの下辺り)でケーブルが2本つながっているので、それも外します。

▼タッチパッドとDVD開閉ケーブルを外す【Let’s NOTE S9】

タッチパッドとDVD開閉ケーブルを外す【Let’s NOTE S9】

上図の黄色い枠部分が、タッチパッドケーブルです。
黒い部分がロックなので、そこをはずすとケーブルも抜けます。

また、上図オレンジの枠部分がDVD開閉ケーブルです。
白い部分を引けば外れます。

これでトップカバーが全部外れるようになります。

▼トップカバーを外したところ【Let’s NOTE S9】

トップカバーを外したところ【Let’s NOTE S9】

トップカバーが丸ごとはずれて、マザーボードやDVDドライブが触れる状態になりました。

これでメモリの交換をしたり、ファンの掃除などができるようになりました。

※レッツノートの裏面には、分解するなと注意書きがあります。
分解や修理は自己責任です。
でも、分解しないとメモリの交換できないんだから、仕方ないですよね(^^;


動画URL⇒ https://youtu.be/bAeI8Z8YtvY

ノートパソコンの分解によく使う道具

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
マイクロロングノーズプライヤー 先曲がりタイプ
ネジの土台が破損してる時など(ジャンクには非常によくある)ペンチが活躍します。
精密ピンセット TS-15
細かいところをいじるのに、絶対必需品です。C国製など安さで買い物をするとグニャっとなるので、結局買い直しになります。
基板コネクター抜き(青いピンセットみたいの)
ドライブ開閉コネクター、スピーカーケーブル、ファンのコネクターなど小さめのコネクタ類で重宝します、開閉ストッパーがないタイプとかもこれがあれば便利。
細かいところをいじるのに、絶対必需品です。C国製など安さで買い物をするとグニャっとなるので、結局買い直しになります。
ナットドライバー(設置)
ナットドライバーの付け替えできるセット。写真は右下のグリップとセットで友人からもらったもの。レッツノートだとVGAケーブルを外したりするのに使います。
VESSELのGグリップドライバー(+00)
+00のドライバーはノートパソコンを分解するのに必須です。私は細い方が好きですが、夫がこのGグリップが使いやすいそうです。ネジがなめそうな時などはこのドライバーを渡して代わりに回してもらいます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
スパッジャー修理ツールキット(3点セット)
3点セットですが、この両側タイプのヘラは使いやすいです。
VESSELのドライバー(+00)
ノートPCでは必須の(+00)のプラスドライバー、Vesselは使いやすくておススメです。予備入れて同じの3本持ってます。ドライバーはセットでなく、1本ずつ買った方がいいですね。
長めのヘラ
シール剥がしやキーボードを剥がす時などヘラは必需品です。このヘラが一番のお気に入りですが、いかんせんプラスチックなのですぐに先端がボロボロになります。消耗品です。
IFIXITのセット
短めの黒い両側タイプのヘラですが、これはすぐダメになります。青い三角形のヘラはレッツノートのモニター枠など外すのに必須です。左下の磁石はなかなか出てこないネジを取り出せます。写真にはないですが、iOpenerという温め用の器具は必須です。
IFIXITのセット(ドライバーセット付き)
iOpenerの入ってるiFixitのセットにも先を付け替えるドライバーが付いてますが、T4以下のサイズがありません。T4以下がセットになってるのを買い直しました。(買い直し前に、必要に迫られてとりあえず買ったのが写真のトルクスねじ用レンチですが、これで分解作業はしんどい)
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます、磁石シートだと場所がズレにくいし、空の名刺入れに入れて使うとなお便利。
ナットドラーバー
VGAケーブルのネジを外すのに使います。RシリーズについてるEXTケーブルのネジでも使います。
IFIXITのセットに入ってる三角のヘラ
モニターの枠を外す時は、これくらいのサイズのヘラが使いやすいです。ホットボンドで接着してる場合などはこのタイプを何枚も使います。
アロンアルファ(コニシ)
パーツの割れや破損の修理に。
ルーター
ドリルだと直ぐに刃が折れるので、今はルーター派です。電池式でも充分使えます。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。一台で完結しない時(ニコイチやサンコイチ)になるとネジケースは必須です。秋葉原の廣瀬無線だとレジ裏の入口外にネジ入れに最適なケースが大小各種揃ってます。
赤ちゃん用の細い綿棒
ジャンクPCは大体汚れているので、清掃に(爪楊枝と)綿棒は必須です。綿棒だと埃や軽い汚れも同時に取れるので便利です。ただしノートパソコンの中は細かいので、ふつうの綿棒でなく、赤ちゃん用の細い方が役立ちます。
エアダスターオーバーホールクリーナーも必需品です。

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2件のコメント

  • 万世商会山田

    大変参考になりました。メモリですが、全ばらししなくても一応交換はできました。(メモリのうえのテープをはがし、メモリ基盤の両側の穴にピンセットの先端を入れ、スロットからゆっくり外していく方法ですが、モデルによってメモリにプラのカバーが覆われていてその場合全ばらしは必要です。

    • 分解女王

      ためになる体験談をありがとうございます。

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