初めてのHackintosh(ウニビースト)を最安自作PCで実現する(5)NvidiaのWebドライバーを認識しない問題を解決する

2017-03-06

  • 今のMACだとメモリが足りない
  • メモリが多いMACだと高くて買えない
  • メモリをたっぷり載せたMACを自作PCで動かしたい
  • 中古パーツを集めた自作PCでMACを使ってみたい
  • 低予算の自作PCでMACが動いたらいいな

などなど…MACファンもそうでない人も、一度は挑戦したいHackintosh。

今回は、メモリ64GBのHackintoshをとにかく安く作るのが目的です。
使い回しのパーツや中古のパーツで自作PCを作り、そこにHackintoshを入れて動かしてみます。

Hackintoshインストール後の問題

自作PCへのHackintoshのインストールは、夫が作業しました。
(私は分解、掃除、組み立てなどが担当です)
ウニビーストのインストールUSBで、インストール自体はすぐにできたようです。

が、ひとつ問題が発生しました。

NvidiaのWebドライバーがちゃんと認識されません。
起動時から、表示がおかしくなっています。

グラボのドライバーが認識できてないというのは、画面の映り方ですぐに分かります。

動画で、実際の起動画面を見比べてみて下さい。
※数秒の短い動画です

▼NvidiaのWebドライバーを認識してない起動画面

動画URL⇒ https://youtu.be/XEa2qfmXfAU

画面にちらつきがあります。
(起動時に下から上に白黒の太い線が数回移動します)
非常に見にくいですね。

▼NvidiaのWebドライバーを認識している起動画面

動画URL⇒ https://youtu.be/KiTZ1gF6lD0

Nvidiaのドライバーを認識していない状態だと、画面がちらつきます。
NvidiaのWebドライバーを認識すれば、画面の状態が直ります。

解決方法は、次の通りです。

  1. EFIパーティションにマウントする
  2. Volumes≫EFI≫EFI≫CLOVERフォルダから、config.plistをテキストエディタで開く
  3. 以下のように編集する
    <key>SystemParameters</key>
    <dict>
    	<key>InjectKexts</key>
    	<string>YES</string>
    	<key>InjectSystemID</key>
    	<true/>
    	<key>NvidiaWeb</key>
    	<true/>
    </dict>

後はセーブして、再起動するだけです。
私はこの作業だけで、NvidiaのWebドライバーを認識するようになりました。

参照したページには「必要なら、Boot/Arguments/nvda_drv=1を削除する」とありました。

[colored_box color="light‐gray" corner="r"]
実は私、Macの画面をさわるのはこれが初めてでした。
Macというか、Hackintoshですが…
ファイラーがどれかも知らず、最上部のメニューをひとつずつ見て操作方法を考えたりするレベルです。
マウスがMac用でなく、普通のマウスだったことが救いですね。

最初は、Clover configurator画面でフォームのチェックを入れたり外したりしていました。
でも、どのタブ・どの項目をいじってもNvidiaが認識しません。

検索したところフォーム画面ではなく、コードを直接編集するやり方が見つかり、上手く解決することができました。
[/colored_box]

初めてのHackintosh(ウニビースト)を最安自作PCで実現するのその他の記事

(1)パーツ選びと購入編
(2)Hackintosh用パソコンの組み立て前編〜マザーボードにCPU・クーラー・メモリを取付け
(3)Hackintosh用パソコンの組み立て後編〜PCケースに各パーツをつなげる
(4)ウニビーストのインストールUSB作成編
(5)NvidiaのWebドライバーを認識しない問題を解決する
(6)PCクーラーがおさまるケースで組み立て直し
(7)残ったPCパーツでもう一台デスクトップPCを組み立てる

ノートパソコンの分解に役立つ道具の紹介

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
赤ちゃん綿棒
ファンのすき間など掃除に使います。せっかくノートパソコンを分解したなら、掃除もしておきましょう。
エアダスター
これも掃除用です。以前、秋葉原で安いのを買ったら連続使用ができなくて、安物外の銭失いになったことがあります。
すきまノズル
これも掃除用です。自宅でノートパソコンの分解をするので、何でもダスターで吹き飛ばすということはしません。埃やゴミはなるべく掃除機で吸い取って、吸い残しだけエアダスターを使います。 以前は、サンワサプライのバキュームアタッチメントを使ってましたが、掃除機を替えたら入らなりました。自宅の掃除機ホースの内径に合う方をどうぞ。
プラスチックのヘラ
ヘラはプラスチックも1本あった方がいいです。
金属のヘラ(スパッジャー)
金属のヘラで細長いのが1本あるといろいろ使えます。
VESSELのドライバー(+00)
ノートパソコンの分解に重宝するドライバーです。だいたい、これで行けます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
写真は長さ違いで同じものが2本並んでます。底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
精密ピンセット TS-15
ノートパソコンの分解には必需品です。中華製品など安いのだとグニャっとなります。ピンセットは信頼あるものを買いましょう。
ピックアップツール(マグネット)
ネジがなめかけてて出てこないとき磁石で取ったり、小さなネジを中に落としたとき拾うなどwリト活用します。なめかけネジを救った回数は数知れず(写真はiFixitに入っていたツール)
ラジオペンチ
写真のラジオペンチ(プライヤー)は先曲がりタイプです。ロングノーズ、先細など自分の使いやすいのでいいと思います。ジャンクを扱うときは結構使うことがあります。

あると便利なもの。


《左上から時計回りに》
クリーナー
内部の汚れ落としやグリスの塗り直しにも使います。
三角のヘラ
iFixitについてる三角のヘラは、ニコイチなどでモニターの枠を外したりするとき重宝します。スマホの電池交換でも役立ちます(細いすき間に差し込んで、そのまま挟んでおける)。 iPhoneの電池交換で付属品に中華製の三角ヘラがあったので使ったのですが、まったく別物でした。色まで同じ青にしてますが、中華のヘラはその場で壊れたので、自分の道具を出しました。
ネジすべり止め液
ノートパソコンのネジは小さい(細い)のが多いので、ネジがなめることがままあります。ジャンクだとなめかけのネジやなめ切ったネジはよく見かけます。ネジすべりどめ液はなめかけネジに重宝します。
iOpener
ノートパソコンやタブレットの内部にはホットボンドやシール接着がよく使われています。代わりのきかないシールなどは再利用できるように、iOpenerで丁寧に剥がします。

iFixitを買おうか悩んだら? セットのツールがすべて(自分にとって)使えるものではないと考えておきましょう。 自分には不要なツールがほとんどでも、欲しいツールがあるから良いと思える人にオススメです。
類似商品に注意しましょう。 似たようなツールのセットがiFixitより安価で販売されていますが、長く使いたい場合は信頼できるものを選んだほうが良いと思います。
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます。空の名刺入れに入れて使うと、作業の途中でフタできるのでなお便利。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。同じメーカーをよく分解するなど、ネジケースが役立ちます。チャック付きの袋(目薬が入ってるような袋)もねじ入れに使えます。