ネットでジャンクPCを買う時は慎重に(2)〜レッツノートCF-S9ジャンク分解日記(20160524)

ノートパソコン(Let’s NOTE)のジャンクを分解・清掃・交換・修理→再生させる作業の日記です。

今回は、ジャンク【レッツノートCF-S9】の分解・清掃・修理の作業をします。

知人からジャンクの再生を頼まれました。
届いたのは、見るからにジャンクなレッツノートS9が三台です。

※このページにある写真は、クリックで大きな画像を表示します(別窓)。

今回のLet’s Note S9ジャンクPCの状態【2台目】

まずは、ノートパソコンの状態確認から。

    【2台目】

  • ケーブル無し
  • メモリ1GB(にわざわざ交換されてる)
  • メモリ差込口(上段)のレバーが曲がってる(そのままではメモリが刺さらない)
  • 底面のメモリふた周りが大きく破損(穴)
  • PCカードスロット無し・ふたに凹み
  • 外部内部のネジ不足多数・でたらめ
  • BIOS画面確認できず

▼メモリのふた周りが大きく破損
ジャンクのレッツノートCF-S9の底面、メモリのふた周りが大きく破損して穴が開いてる

パッと見では分かりにくいですが、ふたの周囲が下半分割れています。
ふたを開けると、メモリの開閉レバーが曲がっておりふつうに差すだけではメモリが入りません。
ピンセットでレバーを開いた状態で固定すればささりますが…それを良しとする人はあまりいないですね。

一番驚いたのが、メモリを1GBに入れ替えていたこと。
1GBのレッツノートCF-S9なんてあり得ません(汗

更に、ネジ類がでたらめにはめられていたのも参りました。
別のネジを無理やりはめてるので、クルクル回るばかりで外せないネジなどあり、開けるのに苦戦しました。
下手したら、開けることもままならず終了していたかも。

激ジャンクPCを再生させる【2台目】

2台目のS9はインストール画面は見られるけど、BIOS画面が確認できない状態。
BIOSを見て状態確認をしないと先へ進まないので、まずはこのPCの状態確認をします。

インストール画面でCtr+Alt+Delして、F2を押すも真っ黒なまま。
※ インストール画面というのは、真っ黒な画面に「Install Boot Media in selected Boot device and press a key」というメッセージが表示される画面のことです。

液晶モニターの不具合も考慮して、別のモニターに接続するもやはり映りません。

とりあえず分解して、内部を清掃。
再度起動してみます。
外部接続(USB接続)のキーボードでつないだところ、BIOS画面が見られました。

Ctr+Alt+Delは問題なく使えていたので、FunctionキーかF2キーが壊れていたようです。
が、キーボードは換えがあるので、どちらのキーかまでは特定しません。

BIOS情報を見ると、累計利用時間が3000H未満と判明したので、どうにか再生したいところです。

4GBのメモリを入れて起動を試みるも…またもや画面の表示をしなくなりましたorz
メモリを別のものに換えるも、画面は映りません。

今度はメモリの差込場所を変更してみます。
下段(マザーボードに近い方)でなく、上段(外から差し込める方)にメモリを入れて、電源を入れてみたところ、画面が表示されました。
どうやら、このPCは下段のメモリ差込口が壊れているよう(認識しない)です。

SSDを入れて、Windowsをインストールしたところ、無事インストール完了。
無線LANもがっちりつかんでいるしOKかな…
と思ったのですが、再起動してみると、画面解析度が低くなっています。
さらに再起動したところ、通常の解析度に戻りました。

短時間の起動だけでは気付きにくい熱暴走

ところが!
BIOS画面で現在時間を設定していたらいきなり落ちました。
その後、何度か再起動を繰り返すも、起動間もなくバッツンバッツン落ちます(汗

この落ち方は、どうも熱暴走臭いです。
送風口近くに耳を近づけて音を聞いてみると、ファンの回転音が聞こえません。

ファンを確認するために、再度、このジャンクPCを分解。
トップカバーをはずし中が見える状態で、電源を入れてみます。

…残念ながら、ファンは回っていませんでした。
ファンが回らなければ、時間の経過とともに内部に熱がたまり熱暴走してしまいます。

希望は薄いですが、ファンと冷却装置を交換してみます。
ファンの交換をしても、やはりファンは回りませんでした。

ファン自体が壊れているのではなく、マザーボードの方がおかしいようです。
1台目と同じですね。

マザーボードが壊れている以上、再生はできません。
部品取りにしても、メモリをわざわざ1GBに入れ替えてるのはどうなんでしょうね。

液晶モニターとDVDドライブは使えます。
ただ1台目の時も書きましたが、この2つはあまり困ってないんですよね…
バッテリーがあったのが救いです。
最近、バッテリー無しのジャンクレッツノートが多いので。

熱暴走は気付くのに多少時間がかかりませす。
起動の確認やBIOS画面を表示するくらいだと分かりません。

ファンの音がしないと分かった後、ファン付近を冷やしてみました。
すると案の定、起動時間が長くなりました。
もちろん、何度か再起動などしてるうちにとガツっと落ちましたが。

しかも、ファン自体の故障でなく、マザーボード側の問題では部品取り以外には使えません。
底面の物理的な破損、メモリを1GBに入れ替え、ネジがでたらめ、下段メモリ差込口が認識しない、挙げ句にファンが回らず熱暴走…かなりのジャンクでした。

ノートパソコンの分解によく使う道具

ノートパソコンの分解・清掃などに役立つ道具類を紹介します。

《左上から時計回りに》
マイクロロングノーズプライヤー 先曲がりタイプ
ネジの土台が破損してる時など(ジャンクには非常によくある)ペンチが活躍します。
精密ピンセット TS-15
細かいところをいじるのに、絶対必需品です。C国製など安さで買い物をするとグニャっとなるので、結局買い直しになります。
基板コネクター抜き(青いピンセットみたいの)
ドライブ開閉コネクター、スピーカーケーブル、ファンのコネクターなど小さめのコネクタ類で重宝します、開閉ストッパーがないタイプとかもこれがあれば便利。
細かいところをいじるのに、絶対必需品です。C国製など安さで買い物をするとグニャっとなるので、結局買い直しになります。
ナットドライバー(設置)
ナットドライバーの付け替えできるセット。写真は右下のグリップとセットで友人からもらったもの。レッツノートだとVGAケーブルを外したりするのに使います。
VESSELのGグリップドライバー(+00)
+00のドライバーはノートパソコンを分解するのに必須です。私は細い方が好きですが、夫がこのGグリップが使いやすいそうです。ネジがなめそうな時などはこのドライバーを渡して代わりに回してもらいます。
VESSELのボールグリップドライバー(+1)
底面のゴム足のとこやモニターのヒンジなど大きいネジに。力のいるねじ回しは大きめの方が接着面積が広くなって開けやすくなります。
スパッジャー修理ツールキット(3点セット)
3点セットですが、この両側タイプのヘラは使いやすいです。
VESSELのドライバー(+00)
ノートPCでは必須の(+00)のプラスドライバー、Vesselは使いやすくておススメです。予備入れて同じの3本持ってます。ドライバーはセットでなく、1本ずつ買った方がいいですね。
長めのヘラ
シール剥がしやキーボードを剥がす時などヘラは必需品です。このヘラが一番のお気に入りですが、いかんせんプラスチックなのですぐに先端がボロボロになります。消耗品です。
IFIXITのセット
短めの黒い両側タイプのヘラですが、これはすぐダメになります。青い三角形のヘラはレッツノートのモニター枠など外すのに必須です。左下の磁石はなかなか出てこないネジを取り出せます。写真にはないですが、iOpenerという温め用の器具は必須です。
IFIXITのセット(ドライバーセット付き)
iOpenerの入ってるiFixitのセットにも先を付け替えるドライバーが付いてますが、T4以下のサイズがありません。T4以下がセットになってるのを買い直しました。(買い直し前に、必要に迫られてとりあえず買ったのが写真のトルクスねじ用レンチですが、これで分解作業はしんどい)
《その他、写真無し》
マグネットシート(水道屋のでもOK)
ネジを分かりやすい配置で置いておけます、磁石シートだと場所がズレにくいし、空の名刺入れに入れて使うとなお便利。
ナットドラーバー
VGAケーブルのネジを外すのに使います。RシリーズについてるEXTケーブルのネジでも使います。
IFIXITのセットに入ってる三角のヘラ
モニターの枠を外す時は、これくらいのサイズのヘラが使いやすいです。ホットボンドで接着してる場合などはこのタイプを何枚も使います。
アロンアルファ(コニシ)
パーツの割れや破損の修理に。
ルーター
ドリルだと直ぐに刃が折れるので、今はルーター派です。電池式でも充分使えます。
ネジ入れに使う箱
同種のネジなどを分けて取っておきます。一台で完結しない時(ニコイチやサンコイチ)になるとネジケースは必須です。秋葉原の廣瀬無線だとレジ裏の入口外にネジ入れに最適なケースが大小各種揃ってます。
赤ちゃん用の細い綿棒
ジャンクPCは大体汚れているので、清掃に(爪楊枝と)綿棒は必須です。綿棒だと埃や軽い汚れも同時に取れるので便利です。ただしノートパソコンの中は細かいので、ふつうの綿棒でなく、赤ちゃん用の細い方が役立ちます。
エアダスターオーバーホールクリーナーも必需品です。

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